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還暦おやじの洋楽日記

Let It Flow / Dave Mason

映画「アナ雪」の主題歌が世界的に大ヒットしているようで、我が家でも子供が「レリゴ~」とか歌っているが、そこで「Let It Flow~」と切り返して「何それ」と顰蹙を買うのが70年代洋楽好き五十路おやじの哀しい習性。デイブ・メイソンはブリティッシュとアメリカンな音楽性がないまぜなところが魅力的、そしてギターテクもありながらテクニックに溺れずメロディ重視の姿勢が好ましいアーティストだった。
「It's Like You Never Left」あたりまでは大英帝国の影がちらつく端整なサウンドだったが、どんどん開放的というかルーズなサウンドになっていって、1977年発表のこの「Let It Flow」では完全にウエストコーストロック。

1. So High (Rock me Baby and Roll Me Away)
2. We Just Disagree
3. Mystic Traveller
4. Spend Your Life With Me
5. Takin' The Time to Find
6. Let It Go, Let It Flow
7. Then It's Alright
8. Seasons
9. You Just Have to Wait Now
10.What Do We Got Here?

「So High」「Let It Go, Let It Flow」あたりの馬鹿みたいに明るい曲も良いけれど、この人の魅力は明るさの中にある陰鬱とした感じ。サポートメンバーであるジム・クリューガーが作曲した「We Just Disagree」「What Do We Got Here?」が特に好きだ。このアルバムジャケットみたいに水底をたゆたうような浮遊感を感じられる。
おそらく彼の代表作となるとこのアルバムなのだろうが、他のアルバムに比べてそんなに傑出している訳でもない。でも全体の完成度から言うとたぶんこのアルバムがいちばん間違いない、かな

(かみ)
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