この条件としては前傾度の高い流れ＋やや内有利の馬場で、内目にいた底力兼備の総合力上位馬が有利。 京洛ステークスの回顧をしていきます。
回顧記事 目次
馬場傾向 回顧
（結果回顧（速報）よりコピペ。関連 ： 芝質と血統・種牡馬）
京都競馬場 ： 開催5/8週目、A→Bコース変更・使用1/4週目。中間の雨ゼロ？日朝から昼過ぎまで雨～小雨
A→Bコース替わりも大きな変化は見られません。ただ、時計レベルや伸びどころに雨の影響が見られます。土曜はやや内有利～内外フラットで時計レベルは少し早い程度。日曜はやや内有利で時計レベルは少し早い～標準程度でした。 好走している血統はSS系パワー・スタミナタイプ（系統異なるタイキシャトル含む）×23、Northern Dancer系（軽め）×5、Mr. Prospector系×5、Nasrullah系×3、Roberto系（系統異なるロージズインメイ含む）×3で、推測される芝質は「標準的な芝（前週比：少し重くなる～変わらず）」。
5週目の京都芝をまとめると、「標準的な芝。土曜はやや内有利～内外フラットで時計レベルは少し早い。日曜はやや内有利で時計レベルは少し早い～標準」
ラップタイムの評価
2014 33.4-34.0 =1'07"4小雨↑、少早～標準？
OP平 33.8-33.9 =1'07"8（2009～13、OP、計14レース、含：番手）
※「3F-3F =6F」で表記
ラップタイムを例年や平均と比べて評価すると、テン少し早く（額面は早い）、上がりが少し掛かる。この条件としては前傾度の高い流れで、底力兼備の総合力上位馬が有利。雨の影響で内有利の傾向が少し強まっているかも？
レース後のコメント（ラジオNIKKEI）
関連リンク ：
能力適性の用語解説（底力・キレなどの用語解説）
能力レベル（評価）の早見表（A～Gのクラス対応表）
ワキノブレイブ
ゲート普通～わずかに早い、好位から。道中でポジションを上げる。3・4角先行、最内。直線、内から抜け出して完勝。
内外・斤量差とも有利、展開（＋早めに押し上げた好騎乗）と能力適性一致。 鞍上のコメント通り実力を付けてきていて、枠など不利がなければOP特別で連続好走しても。重賞でも枠などが有利なら、好走～優勝を狙えそうです。
ツナギはやや短い（脚の長さ普通）、太さ普通、やや寝る（蹄は立ち）。標準飛節。 標準的な芝のマイル前後向き、血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝の短距離◎？（重い芝○？ 軽い芝▲？ 1400m▲↓？ マイル△↓？） 荒れ馬場○？道悪▲+？（レース振りから）
：F？ 
：E？ 
：F-↑？アルマリンピア
ゲート普通～少し早い方、好位から。3・4角好位、最内。直線、内目からキレる脚で伸びて2着。
内外有利、斤量かなり有利（斤量差＋キレ優位）。キレ（＝トップスピードと急加速力）に良さを見せている馬で、今回は最内を確保できたことと軽い斤量のいずれもプラスに働いたと思われます。現状では有利な条件が重ならないと、OP特別で好走するのは難しそう。
（評価据え置き）ツナギはやや短い（前脚短い）、太さ普通、角度普通？標準飛節？ 標準的な芝の短距離向き、血統は中距離向きで、標準的な芝の1200m◎？（1400m△？） 荒れ馬場・道悪△+？（レース振りから）
：F？ ：F？ ：E-？ 持続力：G？ 斤量少注（キレ優位） 時計の早い馬場○？エイシンブルズアイ
ゲート少し早い、好位から。3・4角好位～中団、内から3頭分？ 直線、外からキレる脚で伸びるも4着まで。
内外不利、斤量不利（馬体比＋キレ優位＋斤量差）。 前走は有利だった内外と斤量が一転して不利な条件になっての敗戦。短距離馬としては小柄なので、今後も他馬との斤量差や斤量の増減に注意。
ツナギは長さ普通（脚はやや短い）、太さ普通、角度普通。直飛節気味？ 標準的な芝のマイル以下向き、血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝のマイル前後◎？（1200m○？？） 荒れ馬場・道悪▲？
：F？ ：F？？ ：E-？（甘め？） 斤量注（やや小柄＋キレ優位）結果から考える狙い方「京都芝1200m・G3～OP」
[評価基準の有効度：普通＞イマイチ]＝期待値が高い馬の単複を中心とした買い方ベター
▲：先行力＋底力上位の馬≒逃げ馬
→
・：E～E-？（先行力は枠順も含めた他馬との比較が重要）（同型の存在で信頼性ダウン。時計が非常に早い馬場でも？）
▲：キレ上位の差し馬
→
：E～E-？（≒京都芝1200m好走馬。先行力・底力の補完で信頼性アップ。斤量の増減には敏感に）
▲：持続力最上位の差し馬
→
：D-～E？（キレの補完で信頼性アップ）
特注：コース形状＝内有利
（内外の伸び方や時計レベルが傾向を強めるのか、弱めるのかに注目）
特注：斤量差の影響＝やや大きい
（ダッシュ・先行力・キレなどに影響大きめ）
（別定戦→ハンデ戦などの斤量の変化で妙味を探す）
△：ペースを落としそうな逃げ馬
（複勝率アップ＆勝率ダウン要素。前後有利も末脚不足を見せやすく）
△：先行馬
（＝位置取りで逃げ馬に、末脚の総合力で差し馬に劣りやすい。斤量差があれば相殺可）
×：キレ不足の馬
→ キレ：F～F-？
（除：逃げ馬、含：平均的に早い流れで好走する短距離馬。斤量差があれば軽減可）
テンの上り坂＋3角までの距離の短さで息が入り（≒後続がブレーキを強制され）＋直線平坦というコース形状に、過去の好走馬を併せるとおおよそ上記の評価基準に。コース形状は内有利なので、それを馬場傾向や時計レベルが強めるのか、弱めるのかを考えて、各馬の評価・枠順の評価につなげると良さそう。
また、斤量差の影響が大きい条件なので、近走からの斤量の変化に敏感になると、妙味を追いやすいかも。
レースのまとまり＋馬場傾向の例外について付記：
淀短距離S（別定）
シルクロードS（ハンデ） ＝ 内有利の傾向が消えやすい（A→Bコース変更の影響）
鞍馬S（ハンデ）
オパールS（別定） ＝ 高速決着になりやすい（野芝が十分成長した開幕週）
京洛S（ハンデ） ＝ ほぼ内外フラット？
京阪杯（別定） ＝ 内外フラット～やや外伸び？（8週連続開催の最終週）
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