周囲とは一段低いドリーネの中を歩いていた。普段は薄暗い杉林の中は日差しが適度に射し込み心地よい。
ドリーネの中程にはさらに深く落ち込んだ場所があり、地中へと穴が続いているのだろう。鍾乳洞の入口?
歩いていると突然に地中に飲み込まれたりして・・・・、ゾッとして先に進む。
ドリーネの端にオオキツネノカミソリが咲いている場所があった。
そこを登ってドリーネから脱出すると・・・・
オオキツネノカミソリの大群生が広がっていた。
足の踏み場もない程の群生、結局、オオキツネノカミソリを掻き分けて進むしかない。
やがて、群生を通り過ぎる。
その奥にはまた、ナツエビネが幾つか潜んでいたのだが・・・・
まだつぼみのナツエビネ達。
今日はこの位にして、GPSを頼りに戻ることにした。