なぜ金と銀でベースカラーが分かれる? ブルーベースでシルバーが似合わない人は? ギフトに見るパーソナルカラー・クイズ(初級編)の補足テーマその1。
イメージコンサルティング・スタジオ<カラーバイタル>がお送りします。
                        

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*********** 導入 ************************************************************
 金と銀。パーソナルカラーの基本、ベースカラーの手強い謎。
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前回 クリスマス・ギフトに見るベースカラー・クイズ!
http://ameblo.jp/colorvital/entry-11962274612.html



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   金と銀が、ベースカラーを象徴するのはなぜなのだろう  
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 ■  金銀とベースカラー。素朴な3つの疑問  ■

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 みなさんも、パーソナルカラー診断で、こんな説明を受けたと思います。


 指輪やネックレス、腕時計の、金属の色は、

 ★<春><秋>=イエローベースの方は、ゴールドカラーがお勧めです

 ★<夏><冬>=ブルーベースの方は、シルバー(プラチナ)カラーがお勧めです


 これについて、ハッキリとした理由の説明は受けましたか?


 思いませんでした?

 ① なぜ、金はイエローベースで、銀はブルーベースなんだろう?


 ② なぜ、メタルだけは、ベースカラーで二分するんだろう?



 ■  ① 金はイエロー、銀はブルー。なぜ?  ■

 ①なぜ、金はイエローベースで、銀はブルーベースなんだろう? ということについては、


 金=ゴールドは、簡単ですね。

 色合いとしては、黄色~山吹色~オレンジ色を呈するからです。


 銀=シルバーは、

 これも、色合いとして見れば、白~灰白色~青灰白色を呈するからです。

 
 ※銀色とは、<冬>の得意とする無彩色と、<夏>の得意とする青灰白色を含むカテゴリーだ

 と考えてもいいでしょう。



 ■  ② なぜ、メタルだけベースカラーで区分する?  ■

 この点は、

 装身具用の金属が、一般的に「金・銀」で二分されていることを前提に、

 イエローベースの色合いに、より溶け込みやすいのが「金」であり、

 ブルーベースの色合いに、より溶け込みやすいのが「銀」である、ことによります。


 つまり、貴金属の色といえば従来、黄色みのある金色、青みがあるか無彩色の銀色、

 しかなかったわけです。

 その二極分化の中で、イエローベースであれば、銀よりも金の方が調和的であり、

 ブルーベースであれば、金よりも銀の方が調和的である、ということがいえます。


 確かに、<春><秋>それぞれに、より得意とする「金」のトーンがありますし、

 <夏><冬>がそれぞれに得意とする「銀」のトーンにも違いがあります。


 とはいえ、金・銀とは、ただの色ではなく、輝きの状態をさします。

 そのため、色あいの細分化には、限界がありますし、

 素材と無関係でもないので、併せてデザイン分析の手法を必要とします。


 結局、アクセサリーでは、金銀に限らず、メタリックな光沢を持つ素材については、

 <春><秋>共用、<夏><冬>共用の品が多くなります。


 また、留め具に用いるメタルのように、本体の添え物である場合、

 シーズン毎のトーンにこだわりすぎても、意味がありません。


 以上により、メタルの一般的な説明は、ベースカラー理論に依拠しているのです。


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   金銀の二分は当てにならない!?  
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 ■  金銀二分すると矛盾すること  ■

 あなたはゴールド、あなたはシルバーと言われて、こんな叫びも上がってきます。


 ③ ブルーベースだけれど、シルバーカラーが苦手なんですが!?


 ■  ③ ブルーベースだけれど、シルバーが苦手な人?  ■

 いますよ。ご自分で分かるのだとしたら、目がいいのですね、良いことです。

 ここには、二つの意味があります。


 一つは、「金属、ないし金属光沢」が苦手なタイプがいるということ。

 これは、デザイン分析……<パーソナルデザイン>の範疇です。


 フェミニン・タイプや、キュート・ガーリッシュには、

 鏡面仕上げのチェーンネックレスが、不得手な人が多いです。

 柔らかな肉付きに応じて、柔らかさな素材感を必要とする人達だからです。


 逆に、メタリックがイケるのは、ファッショナブル・タイプやキュート・アヴァンギャルド。

 トーンを少々外していても、使いこなせる人が多いでしょう。

 鏡面仕上げの強い輝きは、エッジの利いた目鼻やツヤツヤの肌髪と調和的だからです。
 
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 もう一つの意味は、シーズンごとの得意不得意の微妙な差があるということです。


 例えば、ブルーベース<夏>の人でも、無彩色のシルバーは、青みのシルバーに比べて、

 得意とはいえません。

 顔周りには、青みのある白濁したトーンの鎖を選んだ方がいいですね。



 ■  イエローベースでも  ■

 金についても、同様のことがいえます。例えば、

 <春>の人だと、キンキラキンの眩しく明るいゴールドがフレッシュなのですが、

 <秋>の人だと、少々浮き気味になることがあります。

 <秋>の人の、さらりとして深みのある肌に映える、艶消しの濃厚なゴールドは、

 <春>の人には、やや落ち着きすぎて見えることがあります。


 もちろん、デザインの影響も受けますよ。



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   けばけばしい成金ゴールド、安っぽい工業部品のシルバー  
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 ■  ゴールドを嫌う人、結婚指輪を外す人  ■

 「ケバケバしい」という理由で、ゴールドを嫌う人がいます。

 一方、結婚指輪としてはスタンダードになったプラチナの指輪を、自然としなくなる人がいます。

 これ、根っこには、同じ原因があるんですが、ご存知でしたか。


 ■  ゴールドが嫌われたワケ  ■

 金銀は、装飾品であるだけでなく、物品貨幣としてのポジションも占めてきました。

 分けても、ゴールドは、そのまま「金銭」の意味を持つほど、経済的な価値を含んでいます。


 金の装身具の換金性は常変わらず、クリスマスツリーの金の装飾も、経済的豊かさへの希求。

 つまり、金には、デザインやコーディネイトと無関係の、拝金の表現があるということ。


 ブルーベースの人が、金の装身具を装着すると、肌の血色は濁り、

 肌色が受け止めきれない黄の色と光が突出し、

 それが「拝金行為にしか見えない」から、成金ぽく見えるのです。


 だから、それを見た人は、「ゴールドってよく見えないんだな」と思って、

 ゴールド嫌いになります。



 イエローベースの人が、金(メッキでよし)の装身具を装着すれば、肌が照り映えて、

 意匠に適した素材となり、高級に見えます(デザインが合えば)。


 イエローベースには似合うなら、なぜ、比較的若い世代で(もう若くないですが)、

 ゴールドアクセが全般的に衰退したのでしょう?


 おそらく、貴金属の供給側の、需給と価格操作が、裏事情としてあったでしょう。

 当時の若年世代には、年上世代の価値観を突き崩したい欲求がありましたし。


 ■  ゴールドが嫌われたワケ2  ■

 こんな説明も、できますよ↓


 キャラクター的に、暖色型キャラ(≒イエローベース)が、主役を張る場合、

 寒色型人間(≒ブルーベース)は、敵キャラか、ライバル側、サブ役に、回らされます。

 (だいたい80年代半ばくらいまでは、こんなポジショニングでしたね)


 巻き返しが起きて、寒色型キャラが、主役を張るようになると、敵からライバルから含めて

 主要キャラが寒色型で占められて、暖色型人間は、辺境に駆逐されます。

 (2000年代初めくらいまでは、こんな感じだったかと)


 やがて寒々しくなった中央界隈に、田舎から出てきた暖色坊やが波乱を巻き起こす…

 サイクルですね。

 (今は割と、取り混ぜ状態が多いように感じますが)


 長らく、ゴールドの高価値信仰があまりに強固で、シルバーが目立たなかったため、

 巻き返した起こった暁には、ゴールドはめくらめっぽうに駆逐されてしまったわけです。

 (シルバーは、プラチナという名になりましたが、キャラ現象としては同じこと)


 それぞれ似合う物を身につけて、認め合えばいいのにね。


 ■  プラチナの結婚指輪が外されるワケ  ■

 イエローベースの人が、銀(プラチナ)の装身具を装着すると、肌の温かみと落差が出て、

 その銀は「金属片=工業部品の素材にしか見えない」ので、チープに見えるのです。


 いくら「これはお高いプラチナの結婚指輪なんだ」と言い張ったところで、

 金メッキの方がお高く見えてしまう遺伝子なのだから、仕方がありません。


 土台、自分の手指は、肉眼でハッキリ見えるところですから、

 その違和感はぬぐえません。


 無意識に、ありがたみが失せるので、いったん外したら、仕舞い込んでおしまいになります。


 結婚相手が指輪をしないのでストレスを感じているのならば、

 金属アレルギーか、イエローベースではないのかを、確かめると良いかもです。


 ブルーベースの人が、銀(プラチナ)の装身具を装着すると、青みの血色となじんで、

 清潔そうに見えます。

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 オレンジとピンクの謎は、別の回で。

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