今回のテーマ:色調の覚え書き①ブルーベースN様のケース
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  10/19付更新。ご依頼をご検討中の方はご参照下さい。

    

 N様のケース…覆るカラー診断

諸事情により、しばし覚え書き記事でご容赦を。

 

 覆るカラー診断

パーソナルカラー診断結果が他所と異なる。

毎度のこと。

カラー診断の現場は、阿鼻叫喚。

解消策を、諦念とともに結論する。

 

 N様のケース・・・「似合う」と実感ができたシーズンが覆った

何割かの方は、「カラーの方は分かっている」という認識で、ご来場になる。

 

N様も、<春>の黄色が似合う実感があった、と事前のメールで書かれていた。

 

鮮やかなヒヨコ色のトップスで現れたお姿に、危険シグナルが鳴る。

結論が覆る可能性について念押しをして、分析に臨む。

 

<夏>だった。

 

 似合わない色なのに、似合うと感じることがある

似合わない色なのに、本人と、他の分析者は、「似合う」と感じた。

ホラーのようだが、原因は比較的ハッキリしているケース。

 

水掛け論の始まり始まり。しかし言い出さないことには始まらない。

 

 肌が黄色いからイエローベース論法

「肌が黄色いんですよ。ホラ先生の手と比べても黄色いでしょう」

同じ<夏>である私の手と、その御手を重ねて比べながらおっしゃる。

 

皮膚の外側に張り巡らされた黄の要素は、確かに私のそれよりも強めだ。

 

おなじみ、「肌が黄色いからイエローベース」論法の登場である。

 

受診者の方がそれをおっしゃるのは、無理からぬことだ。

のけぞったのは、前の分析者が、その論法でYB認定をしたというクダリにであった。


肌色を構成する要素と過程は複雑だ。目分量での評価は、簡単ではない。

肌色の評価は、パーソナルカラーの割り出しより難しいと言ってもいい。

 

肌が黄色いという場合の「黄色」は、

血液が赤いとか、毛髪が黒いとか表現する場合と同じで、<色相>の話であり、

パーソナルカラーは<色調>の話であるから、両者は別の事柄だ。

 

 色相と色調

様々な要素が寄り集まって構成されている、物体の色を、
一言でまとめるのが<色相>の役割だ。

 

トマトもイチゴも、等しく「赤」である。これが<色相>で、

エサにありつけさえすればよいというレベルでも認識できる色彩の名称だ。

 

しかし、トマト色とイチゴ色は、異なる「赤」である。その差異が<色調>で、

豊かな生を求めうる段階においては、一定の条件のもとに効用を発する。

 

 「青のアイシャドウなんて使ったことがない」

イエローベースだと信じている方は、おっしゃる。

「青のアイカラーなんて思いもよらなかった」

N様もそのようにおっしゃった。これまた毎度のことである。

 

ここで登場する「青のアイカラー」が、

色相の話か、色調の話か、お分かりになるだろうか?

 

 アイカラーの機能

肌は通常、青系ではなく黄系の色相をしている。

無造作に青を顔に落としても、黄と青の色相間の衝突(対比)が目撃されるだけ・・・

なので、しっくりこない体験となる。

 

ひと頃は、青のアイカラーは欧米人の青い虹彩を引き立てるためのものだから、

日本人には意味がない、などと言われた。こういうのは、色相の話をしている。

 

一方、何色でも自由にのせて、メイクを創作として楽しんでよい、とも言われる。

子供のラクガキ的な発想であり、これまた色相の話である。

 

ポイントメイクにおけるパーソナルカラーは、色調を整える道具なのである。

素材を活かしてする、絵画の手法といってもいい。

 

 色調が分かりにくいワケ

色調は、それじたいは明確に認識されないことさえ多いが、

全体の印象は左右する、隠し味としての色彩である。

 

色調が取り扱われてきたジャンルの代表格は、(アカデミック系の)絵画である。

対象を、リアルに、かつ、ほどよく美化するために、

絵画における色の調合は、色調の調整こそが真の課題であった。


 行く末

本ケースでは、たまたま、阿鼻叫喚とならずに済んだ。

N様の元々の自己予想が<夏>で、ご家族の見解とも一致していたからだ。

 

それでもなお、<春>黄を「似合う」と表現なさったことは、要注意である。

なにしろ、ベースカラーも彩度も異なるわけだから。

 

 当てにならない「似合う」の主観

「似合う」という感性は、当てにならない。まして自分のことであれば猶更。

 

だからこそ、受診者は、診断を受けに来られる。

 

ところが、方々で違うことを言われるので、事を軽んじることとなりやすい。


 ベースカラーと彩度

大半の分析で、ベースカラーも、彩度も、読み取りがなされていない。

 

ベースカラーの読み取りと、彩度の読み取りが、PCの要だと考える

当方との間で、結論が異なるのは、当然である。

 

 解消策その1

受診者の側では、その違いは分からないので、

異なる結論を出した方に、不安と疑心が向けられることになる。

 

真実を告げた方が痛い目に遭うのは、世の倣いだ。

ただ診断するのでは足りず、不安と疑心に対応しなくてはならない。

 

負の波動に数時間触れっぱなしになって、神経はじわじわと傷む。

マイナスに振れた軸を、プラスに転換させなくてはならない。

 

 化粧と衣装

美しいものは、それだけでもオアシスである。

それがぴたりと姿に添うコトは、負の波動を浄化する威力がある。

 

メイクがしっくりくれば、それによる満足で、負の波動は浄化される。

美しい衣類が似合えば、それによる満足で、さらに負の波動は浄化される。

 

なおこの日のお買物は、オーキッドのトップス、グレーのスーツ、ブローチ。

 

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