今回のテーマ: 原初の青4
  ↓ 人気投票 まずは2クリックにご協力を 
 にほんブログ村 ファッションブログ パーソナルスタイリストへ 
 一記事ごとに!両方に!クリックをいただけると点数になりブログを続けることができます。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
 

 

 ティールブルー…原初の青(4)青の三重苦

 青を帯びていくアヲ・・・苦難は続く

アヲは次第に、青を中核とした、涼やかな輪郭を持つようになっていきますが、

人気者になるには、長い年月が必要でした。

 

食糧難があれば、食べられぬ自然を愛でるゆとりはないですし、

「冬を越す」のが厳しいと、愛されるのは暖色で、

寒色は腐れ縁でしかないですからね。

 

 海への憧憬は限定的だった

津波高波、夏の嵐、冬の極寒、肌を傷つける潮風・・・

何よりも海水は飲めないときています。

海は、人を閉じ込める存在でもあります。

 

文明のルーツは、河であって、海ではないです。

海のメリットが大きくなるには、技術力と組織力・・・人知の蓄積が必要でした。

 

即物的にいえば、

水は、青ければ青いほど、熱望の対象になりえないのです。

 

 空にはもっと関心がなかった

拾いものをして食べていた時代、人は、空にはもっと関心がありませんでした。

農耕が発達してからの雨の恵みも、空が陰るときにもたらされていたわけで、

雨乞い時の空の青は、恨めしいばかりでしたでしょう。

 

古い信仰では、地母神と母性の権威が強く、

恵みをもたらすものとして崇められるのは、大地であって天空ではありません。

あの世も地下か地平の彼方にあるもので、“天国”なんて発想はありません。

 

 圧倒的過ぎるがゆえに、ありふれていた青
空も海も、圧倒的な分量で、人の視界を支配します。

そのくせ、直接的なメリットを人にもたらしませんでした。

 

その色の本質を取り出して、貴重な美しい色と認識するには、

人の方の条件が、決定的に変わらなければなりませんでした。


 青は食べられない

狭い意味の青色(blue)は、食べられる物を示しません。
この点でも、青がありがたがられる要素が、薄いのです。

 

土台、色覚も餌を見つけるために生じた機能なので、

最初の段階で青が無視されているのは、当り前のことですね。

 

 青は冷やす

寒さ以上のストレスはありません。

青は、それが純粋な形で抽出されるほどに、冷たい印象を強めます。

 

「次の冬を越せるか」というのが、最大の関心事であるうちは、

どの生物にとっても、青大好きというわけにはいかないですね。

 

 生ではなく、死の色

青は、地球環境をすっかり取り囲むほど膨大にあって、

冷たい、飲めない、食べられない、の三重苦です。

 

青が、死(の過程)を暗示する側面のあったことは、必然です。

このままでは、好かれません。

 

 もう一つのウィークポイント

青が人気の色になるなんて、まともに考えていたら、

ありえないことのように思えます・・・

 

さて、青の、ウィークポイントは、以上のことだけではありません。

もう一つ、重大な側面がありました。

 

皮肉というか、これがなければ、

純粋な青の躍進も、ありえなかったといえます。

 

それは、緑色との混同です。

(続く)

 

 後記
世の中、何かの仕事を減らしても、別の仕事が流入してくる仕組みらしく、

二月は慌ただしく過ぎました。三月も気の休まる時がなさそう・・・。

 

さて皆様には、珠玉のタイミングが巡ってまいりますよ。

 

三月初頭は、カラートレーニングに最も適した時です。

ウィンドウショッピングには、お出かけ下さい。

時間がなければ、巻物売場だけでも。

 

何をするのかは、次回にでも。

 

両方のバナーにクリックを王冠1 

にほんブログ村 ファッションブログ パーソナルスタイリストへ 

---------------------------------------------------------------------------
  ご依頼のご検討には、<カラーバイタル公式ウェブサイト>もご覧ください。
  お問合せ・お申込みは<お問合せ用メールフォーム>からどうぞ。
-----------------------------------------------