サンライズ出雲は翌朝9時58分に出雲市駅に着いた。



駅前で出雲そばを食べ、レンタカーで阿須伎神社へ向かう。どんよりとした天候が心配だったが、雨は上がっており、回復に向かうとの予報を信じて、出雲大社の裏山「弥山(みせん)」に登ることにした。



阿須伎神社に着くと、たまたま地域の人たちが何人か集まっており登山口の空き地に車を停めさせていただいた。

事前情報で、登り1時間、下り45分と聞いていた。子連れで運動靴でも登れるだろうとタカをくくっていたが、ところどころ急登や岩場もあり意外に登りがいがある。登りがいがあるどころか、家族の中で私だけ転倒を繰り返し息も切れ切れなんとか三角点までたどり着いた。ここまで来れば頂上の出雲御山神社は目前である。

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頂上からの眺望は素晴らしく、出雲平野や日本海の海岸線をダイナミックに見下ろす。出雲大社や参拝客が豆づぶ大に見えて、ちょっとした優越感に浸った。
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遠征登山に日帰り入浴は付き物であり、下山後「湖陵温泉」に向かう。清潔感のある立派なお風呂で家族も喜んでくれた。



その後、帰りの飛行機までの時間があったが、皆の要望で遅い昼食をとることになり、結局一日出雲大社周辺にいながら、出雲大社に足を踏み入れることなく帰路についた。



学生時代から出雲エリアを幾度も旅をしてきたが、いまだに縁結びの出雲大社には縁がない。でも弥山に登って見下ろせば、大国主大神より偉くなった気がする。道中一人も登山者とは遭遇しなかったが、もっと人気があっても良い山だと感じた。