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「ハロー、ドーリー!」のヴィンテージ・ステージフォト

2017-04-29 00:02:40 | Musical News Broadway ショー 作品
4月20日にグランドオープンを迎えたブロードウェイのリバイバル・ミュージカル「ハロー、ドーリー!」。名作ミュージカルのブロードウェイでの再演を記念して、Playbill.comでは、ヴィンテージのステージフォトを紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

4回目のリバイバルとなるこの公演は、シューバート劇場で4月20日にグランドオープンし(プレビュー公演は、3月15日から25回)、閉幕日は、今のところ未定です。
タイトル・ロールのドーリー・リーヴァイを演じるのは、大女優のベット・ミドラーさんです。

「ハロー、ドーリー!」の原作は、ジョン・オクセフォード氏の戯曲「A Day Well Spent (1835)」で、その後、ジョナサン・ネストロイ氏が笑劇に改作しました。1938年に、脚本家のソーントン・ワイルダー氏が、ネストロイ氏の作品をコミカルな戯曲にまとめたのが「The Merchant of Yonkers」で、1955年に登場人物のドーリーを主人公にして、「The Matchmaker」に改題しました。これがヒット作となり、1958年にはシャーリー・ブースさん主演で映画化されました。

ミュージカル版は、当初、大女優エセル・マーマンさんに主人公にと作られましたが、彼女は、この話を断り、続いてオファーを受けたメアリー・マーティンさんも断ったため(後にマーマンさんは、ブロードウェイのオリジナル版のファイナル・キャストとして、マーティンさんは、ロンドン公演のオリジナル・キャストとして、ドーリーを演じました。)、最終的に、キャロル・チャニングさんが、後に彼女の代表作として知られることになるタイトル・ロールを手に入れ、この演技で1964年のトニー賞で主演女優賞に輝きました。

ブロードウェイのオリジナル公演では、ドーリー役は、オリジナル・キャストのチャニングさんに始まって、ジンジャー・ロジャースさん、マーサ・レイさん、ベティ・グレイブルさん、フィリス・ディラーさん、ビビ・オスターウォルドさん、セルマ・カーペンターさん、パール・ベイリーさん、マーマンさんが演じました。そして、1969年公開の映画版では、バーブラ・ストライサンドさんが、ドーリーを演じました。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で28枚の写真をごらんいただけます。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからごらん下さい。またドーリーを演じた皆さんのブロードウェイでのキャリアは、下記からどうぞ。名前をクリックしていただくと、リンクをごらんいただけます。

キャロル・チャニングさん  
ジンジャー・ロジャースさん
マーサ・レイさん  
ベティ・グレイブルさん
フィリス・ディラーさん
ビビ・オスターウォルドさん
セルマ・カーペンターさん
パール・ベイリーさん
エセル・マーマンさん


ブロードウェイでは、オリジナル版の後、今回のリバイバル公演を含めずに、3回のリバイバル公演が行われました。各公演の詳細は、以下の通りです。

オリジナル
1964年1月16日~1970年12月27日 セント・ジェームズ劇場
(プレビュー公演:1964年1月15日~ 2回)
トータル公演数:2,844回
オリジナル・キャストのドーリー役:キャロル・チャニングさん
1964年トニー賞で、11部門でノミネートを受け、作品賞、主演女優賞(チャニングさん)、監督賞を含む10部門を受賞。

リバイバル1回目
1975年11月6日~1975年12月28日 ミンスコフ劇場
(プレビュー公演:3回)
トータル公演数:42回
オリジナル・キャストのドーリー役:パール・ベイリーさん(オリジナル・プロダクションでも、1967年11月12日からドーリー役で出演)

リバイバル2回目
1978年3月5日~1978年7月9日 ルント・フォンテーヌ劇場
(プレビュー公演:1978年3月1日~ 5回)
トータル公演数:147回
オリジナル・キャストのドーリー役:キャロル・チャニングさん
1978年トニー賞で主演男優賞にノミネート(エディ・ブラッケンさん)も、受賞せず。

リバイバル3回目
1995年10月19日~1996年1月28日 ルント・フォンテーヌ劇場
(プレビュー公演:1995年10月11日~ 11回)
トータル公演数:116回
オリジナル・キャストのドーリー役:キャロル・チャニングさん
1996年トニー賞でリバイバル作品賞にノミネートも、受賞せず。

また1969年公開の映画版は、ジーン・ケリーさん監督、マイケル・キットさん振付で、第42回アカデミー賞で、美術賞、ミュージカル音楽賞、録音賞の3部門を受賞しました。ちなみに、ディズニー/ピクサーのアニメ映画「WALL・E/ウォーリー(2008)」で、主人公ウォーリーのお気に入りの映画として登場するのが、この映画です。


あらすじは、以下の通りです。

19世紀後半のニューヨークを舞台にしたミュージカルで、主人公の未亡人のドーリー・リーヴァイは、明るくて世話好きな女性です。かつては夫と共に毎夜高級レストランで食事をするような贅沢な暮らしをしていましたが、夫亡きあとは、安アパートで結婚をはじめとするさまざまな仲介を生業としていました。
その彼女の顧客で彼女が思いを寄せるホーレス、ホーレスの姪のアーメンガード、彼女の恋人で貧乏画家なためにホーレスから結婚を反対されているアンブロース、ホーレスがプロポーズしようと思っている帽子屋の女主人アイリーン等、彼女を取り巻く人々を巻き込んで、若い2人の恋に加えて、何とか自分の恋も実らせようとするドーリーの姿を描いています。


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