曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

〇 時局妙観 (佐高信・二見伸明・平野貞夫三酔人怪談)

2018年02月15日 17時58分44秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、
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◎「日本一新運動」の原点―406

            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

〇 時局妙観
(佐高信・二見伸明・平野貞夫三酔人怪談)


 2月7日(水)正午、JR柏駅で土浦から二見伸明元公明党副
委員長、東京は目黒から評論家の佐高信氏と三人で待ち合わせた。
佐高氏から「創価学会・公明党で活躍した二見氏が、学会や公明
の混迷の中で、一貫して〝小沢一郎〟という政治家を支え続けて
いる信条を直接に聴きたい」との要望を実現するためだ。
 高島屋の食品売り場で創業は文政10年といわれる「鰻の〝て
の字〟」で昼食を買い込み、手賀沼の近隣〝大津ヶ丘〟の平野宅
で食した。店にはたまたま新橋の本店から顔を見せていた先代に
「冬場の鰻は味が落ちるが、大丈夫か」と聴くと「鰻のことを知
らんな。冬場に一番油がのっとる」とのこと。「ワシは四万十川
鰻の本場生まれで、自分で鰻を漁をし料理もできる。油の多い鰻
に美味なし」と口論となる。
 先代は頭にきたのか「初代は将軍様に〝蒲焼〟を献上した。文
政10年で11代目になる」と歴史を語り始める。文政10年と
いうと1827年、中濱万次郎が生まれた年だ。「わかったよ」
と3人分を買わされた。一人前3千円で値段の割には佐高・二見
両氏には高評であった。
 佐高氏の狙いは公明党竹入元委員長・矢野元書記長は存命とは
いえ、公明・学会の活動に言論を控えている中で、二見氏は小沢
陸山会事件を皮切りに安保法制・テロ対策共謀罪法について自公
政権を批判している。最近では市民連合運動で共産党支援の市民
グループとの親交も深めている。それらの過程で学会や公明党か
らの妨害がなかったか、それを聞き出すことであった。
 二見氏は要望に応えて具体的な説明をし佐高氏は近々その記録
を整理するつもりとのこと。小沢一郎の政治方針を実現させるこ
とが、日本の発展と、日本人の幸福追求に最適との信念に生きる
自分に誇りを持っていると語った。
 帰りがけに昨年12月の山形での「上山温泉」の〝古窯〟でつ
くった私の楽焼「人生は自分を知るための旅である」を観た二見
氏は、「同じ心境だ」と呟いて、迎えのタクシーに乗った。


(『我が輩は保守本流である』小沢政治塾にて)

 2月11日(日)第18回小沢政治塾で「保守本流からの日本
政治への警鐘」と題した講義を行った。小沢政治塾での講義は3
回目である。第1回目は17年昔、小沢政治塾開講で小沢塾長の
挨拶の後『自由党の理念と基本政策』を話した。2回目は3年前
で『平成の日本改革の原点』というテーマだった。いずれも小沢
政治塾運営責任者として、後継者に伝えるべき私の義務としての
ものであった。80歳を過ぎたので3回目の講義はないと思って
いた。
 昨年の暮れ、運営委員から「政治の裏表の面白い話をして欲し
い」とのこと。「3回目となると遺言になる。これまで平野の言
動が小沢さんの言動として世間から批判・中傷されてきた。小沢
さんはそれを弁解せず自分の言動として背負い込む性格でずいぶ
んと迷惑をかけてきた。どうしても3回目をやらせるなら「小沢
塾長の了解をとれ」との経緯があった。
 10分間の休憩を入れ、約3時間立ちっぱなしで講義と質疑に
応じた。50名くらいの塾生の問題意識が高く、まったく疲れな
かった。知り合いの塾生の一人から「シャーマンのようだ」と、
人間扱いをしてくれなかった。塾生がもっとも関心をもったのは
「日本の議会政治が段階的に劣化した背景」の講義で要点を紹介
しておこう。

《議会政治劣化第1期》 敗戦混乱・新憲法・復興と、奇跡的豊
かな社会が昭和四〇年代終わり頃実現する。自社談合・疑獄事件
何でもありの時代だったが、保守も革新も明治生まれの政治家で、
ある政治理念を共有していた。「天は貧しさを憂わず、等しから
ざるを憂う」分配の平等・日本人全体で豊かで幸せになろうとい
うことだ。昭和50年代に入り明治生まれの政治家が去って世代
交代し二世や秘書上がりが国会議員となる。彼らは補助金や予算
の個所付けなどの行政事務が政治だと誤解する。
「政治家の官僚化」と「官僚の政治家化」が起こる。世代交代か
ら来る宿命だ。しかし若い政治家には「無知であることに学ぼう」
とする気持ちに溢れていた。自分の知らないことに対し謙虚であ
った。

《政治劣化第2期》 昭和50年代後半からの中曽根政権の米国
従属政策で一大バブル経済が発生する。リクルート事件等、与・
野党政治家が金権政治を当然として政治腐敗が政治劣化となり、
国民から反発をうける。これらを自覚した自民党良識派から政権
交代を可能とする政治改革の運動が始まる。

《政治劣化第3期》 本気で政治改革を実現しようとした小沢塾
長は、自民党から排除された。与野党にわたり偽改革者が権力を
私物化する。日本の議会民主政治は崩壊した。問題は政治指導者
に「政治劣化」という自覚がないことだ。塾生たちの鋭い関心は、
小沢塾長の正当性を理解しようとしない「国民の劣化」にあった。
私たちの役割はこれからだ。             (了)




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