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福島原発によって汚染された食品には18禁ならぬ60禁にすべき~

2014年10月22日 09時46分09秒 | 脱原発!原発のない社会の実現を目指せ

                                

 
先日の台風により「福島第1原発護岸で放射性セシウムが過去最高値を検出」といったニュースもあったように、日本中を今もなお汚染しまくり、未だに原発事故の収束がまったくできていない福島原発。
そんな中、原発再稼働しようなんて、まるで運転免許もないのに車を運転したために、何人もの人を殺したドライバーに、再び車を運転させるようなことを強行しようとしているわけだが、福島原発事故により日本中が汚染されたことはもう取り返しのつかない事態。
では汚染された日本の中でどう生きるべきなのか。
2014/10/11に大阪で行われた映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」上映会の後に、映画にも出演している、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏の講演会があったのだが、小出氏の「18禁」ならぬ「60禁」という話が実に興味深かった。

小出氏は福島原発事故を起こしたのは、自分も含めてすべての大人に責任があり、被ばくすると健康被害の大きな子供たちを守るために、被ばくしてもそれほど影響の少ない大人が、責任を持って対処すべきだとの立場で一貫している。

そこで小出氏が提案するのが汚染食品の「18禁」ならぬ「60禁」だ。
小出氏の講演の要旨を紹介したい



食品に含まれる放射性セシウムの基準は1㎏あたり100ベクレルとなった。
しかし福島原発事故前に例えば日本のコメは平均1㎏あたり0.1ベクレル。
事故前に比べて1000倍もの汚染を許していることになる。

100ベクレル以下でももちろん危険。
だから食品をちゃんと正しくすべて計測した上で、汚染度合いに応じて年齢制限を設けるべきだ。

例えば、90ベクレルの食べ物は60禁=60歳未満の人は食べてはダメ。
逆に60歳以上は健康への影響は少ないので、原発事故の責任をとるべく、60禁の食べ物を率先して食べる。

例えば、80ベクレルの食べ物は50禁、60ベクレルの食べ物は40禁、50ベクレルの食べ物は30禁といったように。
(数値はあくまでたとえ話で、このベクレルでこの年齢制限にすべきという話ではありません)
年齢が若ければ若いほど被ばくに敏感になるが、年を取れば取るほど被ばくに鈍感になる。
だからこそ子供を守るために、大人が原発事故を起こした責任を取るために、年齢が高い人間が限りある食品の中で汚れた食べ物を食べ、できるだけ汚れていない食べ物は若い人に回すべきだと。

映画などで好ましくない映像が含まれている場合に18禁といって、18歳未満の人は見てはいけないように、福島原発事故によって汚染された食べ物は60禁とか50禁にすべきだ。

素晴らしい考えだと思う。
私個人的な考えを加えるのなら、特に今まで原発推進した人間や企業や原発マネーで儲けた人間や地域や企業、未だに原発推進している人間や企業に、優先的に汚染食品を食べてもらったり、優先的に汚染地に住んでもらったらいい。


そのような意味では福島の汚染地域にリアル原子力村を作り、自民党本部は筆頭、官僚や電力会社、原発利権企業の本社を集め、彼らに汚染地域の土地を高額で買い取らせ、そこに住み、汚染された食べ物を食べればいい。
そこまでして原発推進するならいい。

                   



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