NPBは22日、セントラルリーグ、パシフィックリーグの8月度「日本生命月間MVP賞」の候補選手を発表しました
パリーグの7月の月間MVPは
投手が3戦3勝で自身初の2桁勝利を挙げた東浜(ソフトバンク)
野手が安打、打点、塁打、得点でリーグトップの秋山(西武)
がそれぞれ受賞しています
今月の候補者はどのような顔ぶれでしょうか
投手部門
※赤文字は候補者でトップの成績 8月22日時点の成績
千賀滉大(ソフトバンク)
3試合2勝0敗 防御率0.41 22回 26奪三振
菊池雄星(西武)
3試合2勝1敗 防御率1.80 25回 30奪三振 2完投 1完封
安樂智大(楽天)
3試合0勝1敗 防御率1.89 19回 15奪三振
多和田真三郎(西武)
3試合2勝0敗 防御率1.99 22.2回 14奪三振 2完投 2完封
リック・バンデンハーク(ソフトバンク)
3試合3勝0敗 防御率2.14 21回 27奪三振
二木康太(ロッテ)
3試合1勝1敗 防御率2.25 24回 21奪三振 2完投
東浜巨(ソフトバンク)
3試合3勝0敗 防御率3.20 19.2回 16奪三振
デニス・サファテ(ソフトバンク)
11試合1勝1敗9S 防御率1.74 10.1回 17奪三振
勝利数、防御率、完投・完封で評価が割れる
上記が8月の月間MVP受賞候補選手です
防御率では、千賀(ソフトバンク)が圧倒した成績を残しています
登板した3試合はすべて7回以上1失点以下の安定した投球内容です
ただ勝利数では今月は残り1度の登板が限度とみられ、白星が伸ばせない可能性があります
白星では、バンデンハーク(ソフトバンク)と東浜(ソフトバンク)が3勝を挙げてます
バンデンハークは既に4勝を挙げ、今月はもう一度登板する可能性があります
東浜は残りの日にちで見ると1試合の登板に留まるとみられ、やや不利な印象です
完投・完封では多和田(西武)が現在2試合連続完封を挙げています
今月最初の登板こそ打ち込まれたものの、ロッテと日本ハムを相手に2試合続けて完封勝利を挙げています
今月は1度の登板機会となりそうですが、その試合でも1人で投げ切り、完封となれば投球内容としては凄まじい成績と言えます
野手部門
※赤文字は候補者でトップの成績 8月22日時点の成績
大谷翔平(日本ハム)
14試合打率.442(52-23) 2本塁打 11打点
吉田正尚(オリックス)
16試合打率.403(62-25) 4本塁打 8打点
山川穂高(西武)
18試合打率.393(61-24) 6本塁打 21打点
中島卓也(日本ハム)
14試合打率.340(47-16) 0本塁打 2打点 2盗塁
中島裕之(オリックス)
15試合打率.350(53-18) 3本塁打 12打点
角中勝也(ロッテ)
16試合打率.339(59-20) 2本塁打 13打点 2盗塁
秋山翔吾(西武)
18試合打率.338(71-24) 3本塁打 13打点 1盗塁
外崎修汰(西武)
18試合打率.323(62-20) 2本塁打 8打点 3盗塁
史上初の投打月間MVPに西武の新4番が待ったをかけるか
上記が8月の月間MVP受賞候補選手です
打率では、大谷(日本ハム)がトップに立っています
複数のメディアが取り上げているように、投手と野手で月間MVPを受賞するとなれば史上初の快挙となります
しかし大谷本人の数字を見ると得点や打点、塁打などではそこまで特出した成績とは言えず、現状のままでは厳しいかもしれません
そんな中で対抗馬となりそうなのは山川(西武)
本塁打、打点でトップですが塁打や安打数でもリーグ上位の数字を残し、OPSも1.221と候補者の中でずば抜けています
8月2日の楽天戦では3打席連続本塁打を放つとそれまでレギュラーだったメヒアに代わり、一塁のレギュラーをつかむと20日の試合からは4番に起用されています
今後の成績でどちらに栄冠が輝くのか注目していきたいところです