アメリカ57日目 サンフィデルの町〜アルバカーキから西に約110km ミランの町
昨夜の気温は氷点下20度近くまで下がったようで、拾ってもらって本当に良かった。ここいらからグランドキャニオン辺りまでが標高2000m付近の最も冷え込みが厳しい地域なのであり、1回でも寒波を回避できたことは大変にありがたい。
キャンディにお礼を言って固い握手を交わした後に出発する。昨日の厳しい向かい風は、かなり弱まってきておりなんとか対応できるのだが、単純に冷たさの方がキツい。
自転車って基本運動を続けている状態なので、割と気温が低くても体は寒くないどころか下手すりゃあせ書いたりもするのだが、それはあくまで体幹部分の話。指先をはじめとする末端部分を如何に保温/保護してやるかが重要だと言える。
ちなみに私はシカゴのドゥーサンから貰った冬季用のグローブで指を、アルバカーキのガイから貰った耳まで保護できる帽子で顔を保護しており、ついでに語ると昨夜メアリーから「寒いと大変でしょ?」と目出し帽を頂いた。もっと寒くなったら使おうと思う。
午前中にはグランツの町へとたどり着き、とりあえずウォルマートにてお昼御飯の材料を検索する。そこでふと外見てみれば・・・
こうなってしまうと外には出れないのであり、ウォルマートの巨大な店内で商品ラインナップを見学したりWi-Fi使ってネットしたりで雪が止むのを待つことに。
結局15時過ぎにようやく天気は回復したものの、昨日のこともあるし下手にガンガン進むことは諦めて10kmほど先のミランという小さな町まで走って終了とする。
1時間前までものすごい勢いで降っていた雪だが、あっという間に青空が広がる晴天へと変わった。町なんだけど、山の天気みたいにコロコロ様相を変えるなぁ、迷惑ですよ。
どうにか公園内に雪が降り積もってない場所を発見し、むちゃくちゃ寒い中での夕食&野営準備。私は冬季登山とかしたことない人なので、こういう状況でのキャンプに対する知識も経験も持ち合わせていないのだ。
ほとんど手探り状態でのテント泊は少し面白くて大いに大変である。
2016年11月29日(火) 走行距離37km 累計51930km