パナマ13日目 プエルト リンドの町〜パナマシティから北に約80kmの海上

 蚊に悩まされて寝つきが悪かった夜を越え、いよいよヨットクルーズ始まりの日。昨日のうちに集合場所であるプエルト リンドの町まで走り終えているため、集合時間の12時までのんびり待つだけなのですが。

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 あんまり眠れなかった

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 むしろ宿なのかすら怪しい建物だったし

 この町、Wi-Fi使える場所がほとんどない。パナマのWi-Fi事情が優秀だったので油断していたのであり、学校の遅くて使い物にならないFreeWi-Fiで四苦八苦しながらどうにかメールだけは処理したところで諦めた。ヨットクルーズの間にブログ途切れることになるけどまぁいっか。

 12時までカフェって時間つぶし、受けた説明はここから更に5kmほど先の港まで移動してくれというね。そりゃ他のメンバーの皆様は車で乗せて行ってくれるから良いけど我々は自転車なのですよ、行きますよ。

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 本当の本当に中米最後の走行

 問題なく到着したところで行われるミーティング。料金とパスポート支払った後で「じゃあヨット持ってくるからちょっと待っててくれ」と言い残し姿を消すスタッフ。

 それぞれ思い思いにヨットを待っているとやってくるのは小型ボート。「乗りな!連れて行くぜ」とのことで、なるほどこれで沖合いに停泊しているヨットへ向かうのか。・・・とボートに乗り込む我々。

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 自転車組は後回し 

 しかし出発した途端に言われた台詞が「そんで、どこに行きたいんだ?」という一言。おいおい、それはこっちが知りたいよ。

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 なお自転車大きすぎるので二往復してる

 単なる渡し舟だったオッさんは、300mほど離れた島に状況も分かってない我々を下ろし、そのまま走り去ってしまった。せめて最初に渡し舟だと言えよ。

 幸いにしてこの島は有人島のリゾートアイランド。近くのホテルスタッフに状況を説明し、ヨットスタッフに連絡を取った結果そのまま島で待つように指示が降りた。15時にはすぐ側までヨットも移動してきて我々の荷物もヨットに積載完了。

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 自転車はこの倉庫にギリギリ入った

 ところがそのまま島へと逆戻り。どうやら乗船まではもう暫く待たねばならぬようで、何時に乗船なの?と聞いてみたら「21時に迎えにくるよ!」とかぬかしやがる。お昼に集合させる意味なかったんじゃない?

 仕方なくヨットを目前にして待ち続ける私たち。ようやく21時になっても迎えはやってこず、そのまま待ち続けること1時間。いやいや、もうどうにかしてくれ!と再びホテルの従業員に話しして連絡つけてもらうも不通ときた。

 このまま7人のパスポートと料金、積載した荷物持ち逃げされたらどうするよ!?みたいな不安が広がる中、ホテルの従業員が小型ボートでヨットまで送ってくれることに。ありがとうございますだ。

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 このまま1晩過ごすことになるかと思った

 しかしようやく乗り込んだボートはもぬけの殻。そのまま30分ほど待っていると、ようやくスタッフたちが戻ってきた。なお彼らの第一声は「遠くまで大量の水を仕入れに行って大変だったぜ」であった。ラテンアメリカで数時間の遅れは問題にすらならない模様。

 ともかく23時も過ぎた状態でようやくヨットの説明を受ける。説明の途中でヨットは湾から出航を始め、同時に私は早くも船酔いで気持ち悪くなってきたし。

 これから5日間、船酔いを如何に耐えるかが私に課せられた最重要課題である。

 2017年6月22日(木) 走行距離9km 累計63317km