アルゼンチン7・8日目 サルタの町〜メンドーサの町

 今日から怒涛の忙しい日々が始まるのだが、それというのも南米最高峰であるアコンカグアという山に登山をするためだ。 

 標高にして6960mであるこの山は、しかし特別な技術を有しない一般人でも登ることのできる世界最高峰としても知られている。

 私は日本の友人と1年くらい前から「2017年の年末はタイミングを合わせて一緒にアコンカグアを登ろう!」と計画を企てていたのだが、まぁ実現する可能性はかなり低いだろうとも思っていた。私はともかく向こうはジャパニーズ企業戦士なのだし。

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 だからこうしてサルタで荷物パッキングしている現実は僥倖

 そんなワケでボストンバッグぎゅうぎゅうに荷物を詰め込み、どうしても入りきらないウェアはビニール袋で抱えるようにして何とか取りまとめを完了する。

 ここから宿に置かせてもらう自転車にカバーをかけるべく、昨日購入した10枚入りゴミ袋をナイフとテープで切り貼りして手作りカバーを作成する。

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 この作業だけで午前中が終わってしもうた

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 しばらく保管をお願いします 

 急いで昼食を済まし、ここまで同行していた沖野君とは「メンドーサで会おう!」と約束を交わしバスターミナルへ向かう。宿がターミナルから近い居場所で本当に助かった。

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 サルタにはそのうち戻ってきますので

 しかし長距離バスに乗るのはまだ3回目。1年に1度のペースなのであり、出発時間の5分前になってもやってこないバスに「置いて行かれたのではないか!?」と焦燥感でいっぱいだったりせわしない。

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 バックパッカーって毎回こんなストレス抱えて移動してるのか

 何とか乗り込んだバスは定刻より10分過ぎに出発し、そこから幾つかの町で停車を繰り返しつつ20時間の移動となったのである。


 翌日。朝10時半に到着予定のバスは、当然目が覚めても走り続けている。幸いにして私の隣の座席には座っている人がおらず、割と自由にバス寝することができたため元気な状態でメンドーサに到着した。時間もぴったりであり、アルゼンチン凄いな。

 一度に歩き続けるのは200mが限界であるボストンバッグを抱えての移動は宿へと投宿するまで1時間にも及ぶ長丁場。私は何があってもバックパックでの旅行はしない!と心に誓った瞬間だった。

 宿に荷物を置かせてもらい、そのままメンドーサ空港で友人の到着待ち。正確には私が到着するより先に手続き終えて出てきてしまったので、友人が私の到着を待っていた形なのだが。

 3年ぶりとなる再開に花を咲かせている暇はなく、何故かといえば25日はクリスマス休暇であるため。しかもアルゼンチンにはシエスタ制度があるために、登山するための準備や手続きが午後にはできなくなってしまうというね。

 なんかもうフザケンナ!という文句しか出てこないのだが、それはともかく各種手続き行う施設を下見して必要となる食材のリストアップや明日中にやるべき行動の予定表作ったり。

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 ステーキ食べたり

 そんな感じで順調に行けば、26日からのアコンカグア登山は来年まで下山してこないのである。当然ながらブログも戻ってくるまで放置となるのであり、新年早々音信不通となりますハイ。

 2017年12月22日(金) 走行距離0km 累計72250km
 2017年12月23日(土) 走行距離0km 累計72250km