2016.06.01 白雪旅立つ
5月31日昼下がり、濡れ砂の上で死んだように動かない白雪に気付く
しばらく様子を見るが微動だにせず
持ち上げると微かに動いたような?
水場にゆっくりおろすと、普通に動き出した
「なぁんだ、寝てたのかぁ。起こして悪かったよ」っと思いつつ、砂の上に戻す
その翌日、砂上で白雪が貝殻から抜け出てた...死んでる
オカヤドカリは体力が無くなると貝を支えれなくなって、貝殻から抜け出る
臓器むき出しは死につながる
寝てたのではなく、弱ってたのか...
直接的な死亡原因は、触ったコトでのストレスだと思う
でも他の原因を考慮して、水槽内全てを煮沸消毒&砂替え
泡雪はなにも問題なさそうだ、一安心
泡雪の安全確保をしてから、白雪の亡骸をゆっくり見る
普段見えなかった部分が見えたので、オスだと確定
貝に入ってないオカヤドカリは、体のない海老のようだ...いや、蠍かな?
カレンダーを確認すると、脱皮の準備期の可能性もあったかもしれん
基本は砂中で脱皮だけど、たまに砂上で脱皮するコもいるらしいし
「白雪ならありえるな」と思いつつ、鈍い悲しみの中、埋める場所を考える
一軒家ではないので、埋める場所がない
鉢植えに埋めるコトも考えたが、植物の世話は下手なので却下
悩んだ結果、虫除けネットに入れ、風通しがいいとこで日干し
アルコールで防腐加工して、シリカゲルで数日間脱水
昔、蟹の標本を見たのを思いだしたので、オカヤドカリも甲殻類だから標本にしてお墓のかわりにしようかと...
独特の匂いがしたら嫌なので、レジン封入標本にした
理科の授業で出てくるような標本だと、冷たい感じがしそうなので、花のカタチをしたガラスの器を棺にした
今回使用したレジン
我が家に来てくれてありがとう
死んだら自然にかえすのが理かもしれないけど、場所がなかった
いつか沖縄に連れて行けたらな