敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

ぐるりん

2017年02月10日 | 鑑賞
下北沢演劇祭の一編を観た。
昔、関わっていた区民上演グループA。

今回は、ソートン・ワイルダーの
『ロング・クリスマス・ディナー』を
演劇界の巨星の一人、長岡輝子が、
日本の北海道の開拓民の物語に
翻案した『長いお正月』を、
サスペンデッズの早船聡が、
さらに世田谷に置き換えた舞台だった。

27回目を迎えた演劇祭において、
確か第3回あたりから区民グループの
演劇創造は始まって・・・
なんやかや四半世紀となった。

Aグループは北沢タウンホールを
長らく公演会場としてきたが、
「拠点」が改修工事のため、
初めて駅前劇場の舞台に立つことに。

次回からは戻る・・・のかなぁ?
いずれにせよ。
二十五年もの時の流れは
一つの節目にもなったように思う。

ファッションの流行などは、
ぐるりとまわって戻ってくる。
区民Aも一周回って、基礎に帰した。

一般公募オーディションにより
「役者」が集まるシステムだから、
座組は毎回「お初」になる。
なのだけれど。
中にはリピーターもいて、
そんな「常連」を巧みに機能させつつ、
新鮮な力も生かして、少しずつ
積み上げてきた「演劇力」。
それは西沢栄治演出で頂点に達した。

登りつめたら下るのが自然の必定。

グループAは新しい山の頂を
目指して再び登り始めたのだ。

ぐるりといえば。
今日は観劇ののち稽古場へ。



来月上演の雷ストレンジャーズ
『緑のオウム亭』の事前レクチャー
《作品世界、作家と時代背景について》
に顔を出したのだけれど。

アルトゥル・シュニッツラーの、
この戯曲が日本で上演されるのは
約半世紀ぶり二度目となる。

唯一、日本で上演したのが、
奇しくも僕が昔お世話になった
劇団東演だったのだ。
(@ ̄□ ̄@;)!!。

もちろん、そんな大昔に在籍など
しているはずはない。

これもまた、ぐるりと回っての上演か。
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