彼はこう見えても働いている。
黙々と働いている。
誰が何と言おうと
働いている。
なぜなら彼は志願者だったからだ。
彼がこの地球へ生まれる前に、宇宙である求人募集がなされた。
人類が今までのこだわりや固定観念を通した学びから、さらに自由な表現へ移行するにあたって、それらを破壊する「価値観破壊んジャー」達が必要になったのだ。
宇宙中から地球に貢献したい魂たちが集まってきた中で、価値観を破壊するのにぴったりな精鋭たちが選ばれた。
その中の一人が
彼だった。
「人類の価値観 破壊しまくったるで~」
しかし、そんな役割を担ってきたこともすっかり忘れて彼は今、現在、葛藤していた。
「どうして自分は動けないんだ」
「自分は社会に何の貢献もできていない存在だ」と。
でも、彼はしっかりと自らに与えられた役割を果たし「働いていた」のだ。
動かないことで、
外に出て働かないことで、
そして、引きこもることで、
家族を含め、彼を知る人、あるいは知らない人に対しても、自らの生き様でもって、今までの目に見えるかたちでの成果を出すこと、結果を出すこと、行動すること、など、一般的に「良し」とされてきた人類の価値観を破壊する「価値観破壊んジャー」として、彼は逆に動かないことで黙々と働き続けているのだった。
「働く」とは、外に出て労働に従事することだけが働くことではない。
もちろん、経済活動を成り立たせていくために積極的に行動し、活動できる役割の人々も多数存在する。
しかし、一方で動けない人もいる。あるいは意図的に動かない人もいる。
でも、そういう人も違う意味で働いているのだ。
人類を偏った、成果重視、結果重視の生き方から、卒業させるために。
すべての人の働きを尊重できた時、私たちはようやく次なるステージへと移ることができるのだろう。
次のステージとは、固定化された、「これが良い」、「これが正しい」がない世界である。
だから、そこで必要になるのは誰かの指針や正しさに盲目的に従うことではなく、その都度自らの内なる指針、識別心に従って行動していくことである。
「あの人が言っているからきっとそうなんだろう」、
「あの人がやっているからこのやり方が正しいのだろう」、
それがなくなり、その時々の状況やその場でその人が果たす役割に応じて、宇宙と調和した内なる感覚に従い行動していく時代である。
私事ではあるが、この間行われた子供の運動会で、今年から組体操の「ピラミッド」がなくなった。
もうトップの誰かに従っていく時代ではない、そして上に立って誰かを従わせていく時代でもない。そんなことを象徴しているようにも思えた。
それぞれが誰かに寄りかかることなく、しっかりと自分の足で立って、自立していく時がいよいよやってきた。
そのためには既存の固定化された価値観やこだわりからどんどん脱していく必要がある。
あなたの周りに、イラッとさせる人や思い通りに動かない人がいるなら、その人はきっとあなたにとっての「価値観破壊んジャー」である。
その役割に感謝し、すみやかにその人をジャッジしていた価値観を手放して、それもまた「いとおかし」と受け入れていこうではないか。
皆がしっかりと自立していくためにも、彼は今日も
働き続けている。
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本のご感想もたくさんありがとうございます。
本当にぐるぐるさんが宇宙人ではないかと思うくらいのときがありまして(笑)、
気づきの余韻とギャグのベクトルが経験したことのない領域で混ざり合っていて楽しみながら学ばせていただいています。
素晴らしい本をありがとうございます(^_^)
心より愛と感謝をこめて(O様)
O様、ありがとうございました!
私も皆の「地球生活を楽にするんジャー」としての役割をしっかりと果たしていきたいと思います!
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