ついてない。

 

1人でロクに、歩けないような老人三人が、同室だと思って、油断した。

 

 

女性の方が断然多いと知って居たし、欲しくて盗る訳じゃなく、人にあげたり、棄てるのだ。

 

風呂入ってる隙に、窃盗癖のある何者かに狙われたらしい。

風呂に入りたい人は、時間と部屋番、ベッドの番号まで書かなければならない。

 

 

被害はPASMO(一階の売店で使用可能)

約三千円分。

フォションとトワイニングのティーバッグ。約二十包。

ステイックコーヒー六本。

多分クッキー。

 

あんまり自分が何を持っているのか、お菓子までは、家から適当に、掴んで持って来たからね〜〜って感じです。

 

旦那ちゃんが

 

「良い厄落としになったよ。きっと癌ごと持ってってくれたんだよ」

 

と言うことになって、ただし。寝る時すごい私に文句言ってくる牢名主が、今まで常に車いすだったのに、看護士が仰天する程、スタスタ歩きやがって。

 

リハビリなんてしてないのに。

 

深夜になると

 

「誰かのせいで、寝しなに起こされて、またゴソゴソ起き上がって」

 

と、読経のように、うるさくて。

 

ベッドに横になっても居られなくて、夜中から朝まで、ずっとデイルームの住人です。

 

ただ、虚しさのうわ塗り。

 

取り敢えず、頓服とられなくてよかった。

 

薬も金庫に入れるしかないみたいです。

 

お菓子類は、もう持って言って棄てたければどうぞ？

 

 

なんだか疲れました。