今日は暑くなるそうなので、午前中に買い物に行きました。
化粧も女装も一切無し。
両耳に、リングピアスして、日焼け止めで、帽子かぶっただけです。
マスクもなんかブランデー臭いから、嫌だし。
そうしたら、乾燥の所為なのかなん己か、途中で咳が止まらなくなったりしたんですけどね。
朝、洗濯を三回した後に、ボブのヅラも、シャンプーしちゃいましたから、濡れてます。
人毛じゃ無いので（コッソリ切ってもらった美容師さんに、『随分良いカツラじゃ無いですか？』と訊かれましたが、人工毛百％です。お洒落用のです。そんなに高くは無いです。コスプレ用ほどチープじゃ無いですが）
それでとにかく、必要な物を結構買ってもらいましたね。
マルチビタミン無くなってて、ニキビ出来て痒いし、皮膚科でもらってる薬塗ってたら、うっかりして膝の傷に、ゲンタシン（傷薬）と間違えてニキビの薬塗っちゃってて、びっくりしたわ〜早くニキビなおさないと。
昼ご飯に、去年のそうめんを（デンジャー物質。カビて無いのでセーフ！！何もかも諦めたら、薬でも止まらなくて、すっごい困ってたゲリが、嘘のように治ったし）茹でて、わかめとシーチキンと、早く食べないと、すでに外側からカウントダウンの始まっている、（旦那）彼の実家が送ってくれた、赤ん坊の頭よりデカいんじゃ無いかというタマネギを丸々一個スライス。
早く食べないと、溶けて腐る。
＊毎年犠牲者、もったいないお化けが出ていますし＊
塩もみして塩抜き。
長ネギも、茶色くなり始めてたので、細くてもう終わりでしたし、4本全部刻んじゃいました。
後で冷凍にすれば良いと思って。
で、食後に外出用のぴっちりした、真っ黒いナベシャツから、ほぼ同じ形の緩い胸帯に着替えていたら、なんでか唐突に
『傷、柔らかくなってきた？』
と訊かれて、
（はぁ？！と思いました。何故なら本人の口癖が、交通事故で轢かれたんだから、傷のことはオレの方がよく知ってる。その前の粉瘤の時も、切開して縫ってるし。と、説教たれてきて、貴様は何も解ってないくせに、的なノリで、大人しくしてろだったのにねぇ。気でも違ったか？）
「変わらないよ」
『ふぅん。そうか』
「うん。神経二本取ってるから、左脇の下の感覚が一切無いのも変わらない」
（ただ、以前よりも、胸の中心の傷付近の、触った感覚があるので、テープの貼り替えは楽ですね。痛さも増してるのがなんですが。脇はやっぱりサッパリ感触が無いので剥がすだけで一苦労ですが、風呂場で濡らしながら剥がした方が楽ですし。張るときは、洗面所に鏡を置いて、洗面台に作り付けられた鏡使いながら、何とか張ります。もう、張ってと頼むのもなんなので、一切やってません。髪も体も、洗える限界で、徐々にって感じです。頼んで激しく拒絶されて、嫌がられて、自分でやれば良いじゃんと断られる分だけ、こっちが傷つきますしねぇ……）
『えっ？！神経取ってるの？！』
「取ってるよ。血管と複雑に絡んでる人が普通は多くて、見つけても取れないことが多いんだけど、キミ運が良いねぇ、キレイに別れてたから、取れるところは取ったけど、何処まで続いてるのかは解んない！いや、癌って本当に解んないんだよ〜。っていうかんじで、運良く取ってもらえました」
あの〜手術2日後に、LINEで医師にいきなり言われて、旦那ちゃん訊いてるかと、私は今聞いて驚いたんだけど、とおくったら、俺も今初耳で驚いたと返事してくれたし、キチンと聞いてくれて理解してると思ってたなぁ。
随分うぬぼれていたらしい。
あの手術の数日後に、X21のイベント2日連続、しかも限定で色々あったから、狂喜乱舞欣喜雀躍で、俺のこと速攻で忘却の彼方になっちゃってたか。
ヤル前から、当選したってだけで
『今夜眠れるかなぁ』
と、遠足前の保育園児状態でしたしねぇ……。
Blu-ray見て、予習復習。
歌も聴いておかなくちゃ。
PVもみて〜〜追えるようにしておかないと
まさしく、天にも昇る気持ちだったでしょうね。
籠谷さくらちゃん（空手有段者、黒帯のヌンチャク娘）に、殴ってもらう振りして撮ってる写真なんて、鼻の下伸びきって、真夏の炎天下のソフトクリームよりデロデロだったもんな。
その時にあんまりにも腹が出ていた所為なのか、ただ単に、手術後の私を置いて（酔っぱらいが嫌いだからでしょうね）母の形見のミライースで夜に出掛けて、朝まで帰ってこない。
そんなドライブも毎日のようで、山道上り下りしてたんだか、腹筋使う運動してたんだか、最近退院直後は俺に上半身裸も見られたくない、って勢いだったのに、今日なんか腹見せてきて『最近腹がへこんできたんだよなぁ』なんて言うから、
「良かったじゃん、次に撮影会とか会ったら、あたると良いな」
としか言いようがない。
そりゃぁ、個室のことで、暗に助けを求めても駄目だよね。
土下座する勢いでやらないと。
絶叫して、個室に変えて！！ってね。
でも、あの時の精神状態で、出来たかどうか……抗不安薬も、勿論病院に預けさせられてて、下さいと言う気力も無くなってて、滅茶苦茶情緒不安定だったから。
何処で計ってもあんなに高くない血圧が、降圧剤飲ませられるほど高かったし、体中が手術とかって言う異常事態以上に、駄目で壊れそうで支える何かが欲しくて、当然のように入院前に。
『大丈夫だよ。別に何も変わらないよ』
と、言ってくれていた彼を信頼していたんでしょうね。
別に、イベントやライブに行くなとは一切言っていませんが、奥さんが乳癌の手術で、神経二本取ってることぐらいは記憶しておいて欲しい。太い神経は、キチンと残しておいてあげたよ。後遺症気にしてたし、平気そうだったから。一応針見たいのでこそいで、細胞調べてるんだけどね、チョチョイとやったんだｗｗ
大丈夫だとは思うから。よし！頑張ろう！
（手術して下さった主治医。ライトテイストなんですよ）
この話も、彼、忘れてるんでしょうね。
退院後にも三度以上した記憶があるのですが。
籠谷さくらちゃんで汚染されて、他にも可愛い子居るし、まぁ、すんげーはしゃいでたし、馬耳東風で無理ないか。
『リンパも取ってるんだよね』
「うん。前日のPETで左のリンパ節が二箇所怪しくて、一箇所は確実に悪性だろうから、とりあえず両方取って検査するって。転移は無いと言ってたから、医師も『出ちゃったよ〜』なノリで説明されてさ。センセイにもらったカラー画像撮って送って、『明日の手術の付き添いよろしくお願いします。少し予定よりも時間が延びるかも知れません』ってLINEした（実際結構伸びた）」
午前中1番目の手術をお願いしたとは言え、息子さんも居るし、一応何かあって伸びたら帰ってくれて平気なように、医者に話しておいてくれたら良いと思って。
とにかく一切合切、物凄い忘却ぶりのようである。
一生重いもの持つなと言われた理由も、リンパ浮腫にならないよう、マッサージしろと言われた理由も、一生胸の感覚も脇の感覚も、戻らないかも知れないという恐怖に近い感情や苦しさも、考えずに。
タスケテ欲しくて、転んで起き上がれないでいる間抜け極まりない子どものようだった私に。
『泣いてないで。大丈夫だから。自分で立ちなさい。立って、何処が痛いか見せてみな？』
と、息子さんが幼い頃に、転んだときのような対応は、大人なので勿論無く。
優しい言葉を言う事も無く、ただ私が、抗がん剤治療の医師や、病院を調べていて、こういう治療や、抗がん剤の医師の免許があるとか。海外では、こうだとか。
引っかかってきたブロガーさんの話を、世間話程度にホスピスの話しや、有名人のステージ４の乳癌で戦っている人の話しをするだけで､何故かキレて、ただ冗談で、（弟が壮絶に苦しんで死んでいるのを知っているので）『そんなに苦しい思いをするような治療しか無いのなら、家で好きな事して、最後は病院で痛くないようにして死にたいな』なんて言ったのがいけないのか。
だが、やめるのも毎度言い争いになり、いきなり缶ビール投げてきた。
『末期なんだろ？！もう死ぬんだろ？！好きな酒ぐらい飲ませろって？！ウルセぇんだよ！！飲みゃぁ良いじゃねぇかよ！！オラ！買ってきてやったんだから、飲めよ！！』
※そこから飲酒生活がしばらく続きました。
私はステージ３の中から上の辺りで、
滅多に転移しないタイプの癌が、リンパ節に２箇所の転移、しかも一つは悪性と確実に診断されている。のみならず、神経にまで転移しているという珍しさで、HER2という珍しい型の癌細胞も出て来てしまったのですが、今はそれによく聞くのがあるので、普通の抗がん剤と、カクテルして合計4種類ぐらいを混ぜる感じで、使っていきます。
彼は、私のステージや、型の説明も聞いていたけれど、興味は全くなかったようですね。
『治療を受けるのも、受けないのも、何処の病院にするのかも自分で決めろよ！！結局俺が決めたら、文句言うんだ、俺に全部なすりつけて！今回の入院と手術だって、自分で決めた病院でコレだ！俺が決めてたら、もっと酷いこと俺が言われてたんだろうな？！！』
そして、そうこうするうちに、喧嘩しかしなくなり、ベランダの重い土や鉢を、三階から一階駐車場外れのゴミ捨て場まで、何往復もした。
傷口に激痛が走り、涙がにじんだ。
途中休むしか無くて、息も切れて。
肩が熱くなり、麻痺した腕が、力が入らなくなり、震え、歩いて何度も階段を降りながら、途中でガクガク震えながら何度も休んだ。
途中、階段で彼とすれ違った。
ドライブへ行くところらしかった。
走り去っていくテールランプを、ずっと見えなくなるまで見て、また同じように、階段の上り下りを続けた。
そんな退院直後の、1番安静にしておかないと、十年後に何が起こるのか解らなくなる時期に、オレに様々な嫌がらせと言うか、怒りとか、上手くいかない全てを互いにぶつけ合うしか出来なくて、猛何もかもを諦めようと、そう思ったオレは治療する決意をした。
そんな今日。彼はしれっと言いました。
『抗がん剤の影響ってどれぐらいあるのかな？気晴らしって何処まで出来るんだろ』
（はぁ？！それ、この前の抗がん剤の投与の時の副作用の丁寧な医師の説明、聞いてくれてたじゃっm。俺が眼科系で、抗がん剤で苦しんで、聞かなくて皆死んでるから、気になってるって不安の所にかいちゃったから、説明合計一時間よ？！）
「……人によりけりみたいだね。体質もあるし。最初から副作用抑えながら治療してくれるから、殆ど普通に生活してる人もいるだろうね。体調は気を付けないとだろうけど……解らん」
その後、昼食を食べた後で、彼がわざわざ
『ふとんで昼寝しようと思うのですが』
と言うので、何となく一緒に布団に入ったが、肩が当たって、思いっ切りズレた。
買い物の途中でも、肩が当たって、イマイチだった。
彼は今、オレがひさしの大きい、或いはツバの広い帽子屋、紫外線カットの上着を探しているのを疑問に最初を思ったようですが。
「リンパ浮腫の危険性が上がる。リンパマッサージをしろ（不必要に、長時間のも鋳物を持つな。オレの場合左肩に鞄をかけるな、リュックも勧めない。何故なら血が止まるから）紫外線に当たるな。虫に刺されるな、肌は保湿しろ等々、療法士さんにもらったペラ紙だけでも、そんな事が書いてあった」
『……面倒な』
そうだね。
オレが1番面倒だし、気晴らしなんて、必要ない。
抗がん剤が良くなっても、ドストライクで副作用に苦しむ運の悪さを持ってる自信があるから。
って言うか、下手したら、この前の検査で、転移が見つかってたりしてな。
……なんか眠い。
洗い物しなきゃ。
洗濯物取り込まなきゃ。
ヅラの下に被るネット注文しなきゃ。
いきなりツルッパゲになるわけじゃ無いから、しばらくは持ってるボブヅラを必要なら使おうかと思って。
何処まで禿げるかも解らないしね。
まぁ、眉毛まで抜けるって言われてるんだから、無くなりそうだけど。
それでは、下らない駄文長文ありがとうございました。
X21なアホな旦那をもつ、乳癌患者を、明日精神科で、
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