昨日朝7時ごろ深圳の地下鉄11号線でありえない事故が起こった。
その日いつものように地下鉄の運転席に座ったチンさんは、いつものように軽く始業点検を済ませ地下鉄を発車させた。
暗闇の中で地下鉄を走らせるとスピード感覚が鈍るため、常にスピードメーターの表示に気を付けるチンさんの運転は同僚からもすこぶる評判が良い。
始発から2時間を過ぎた午前7時ごろ、すこし疲れを感じ始めていたチンさんは軽く自分の頬を叩き気合を入れた。
さああと1時間で運転の交代だ、しっかりと安全運転をして今日も無事に仕事を終えるぞっと思った矢先に事は起こった。
注意深く前方を見つめるチンさんの目に何やら見慣れないものが・・・。
地下鉄トンネル内のライトにぼんやりと照らしだされたその光景はチンさんの思考回路では到底理解不能で、いたずらにチンさんの頭を混乱させるだけだった。
確かに目の前に有る現実を見ているはずなのに、それが現実のものとして受け入れらないのだ。
完全にフリーズしたチンさんの意思とは関係なく、みるみるその物体が近づいてくる、そしてはっと我に返ったチンさんは「ワー」と叫び声をあげながら急ブレーキをかけた。
チンさんはタイタニック号のマードック一等航海士のように心の中で叫んだ!「止まれ!」「止まれ!」「止まってくれ!」。
しかしチンさんの願いもむなしく地下鉄はその物体に激突、衝撃でちぎれたその物体は遥か前方まで吹き飛ばされた。
幸いにも乗員乗客共に大きな被害は無かったのだが、地下鉄内の通電がストップし復旧に10時間以上かかったとさ、おしまい。
この地下鉄と衝突した物体はなんとコンクリートパイル、地上の工事で打ちこんだコンクリートパイルが地下鉄のトンネルの天井を突き破って垂れ下がり、これに走ってきた地下鉄がぶつかったわけだ。
チンさんの話はおいらの作り話だけど運転手は本当にびっくりしただろうな。
衝突した地下鉄車両、右上にぶつかったみたいだ
折れて前方に飛ばされたパイルの先端
桐乡市内大気汚染指数127(軽度汚染)、PM2.5=96μg/㎥、PM10=142μg/㎥
6.6336RMB=1$=112.719円
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