「このイベントくらいからかな？
私が、過労死気味に運用され始めたのは……」
「ま、時間制限があって……
敵はバーサーカーって、結構辛いからね。
防御を固めて、攻撃力を上げて、宝具を展開して戦況を有利にしたい。
そう思うのは、当然だよね」
「スキルの全面改正で付いたNP付与。
しかも、スキルレベルに関係ない固定値だったから、自前とフレンドで二人用意できるとNPが70からスタート……集中すれば、０から一気に宝具展開できる……
しかもバフ付……
それは、使われるだろうな……」
「でも、今回は『マーリン』もいるから、そこまで使われないんじゃない？」
「状況によるな……
イベント霊装の『ゴールデン捕鯉魚図』が限凸していれば、私も少しは楽になるな」
「ああ、あの限界突破MAXでNP50からスタートする霊装か……確か、ダメージポイント報酬だったから、NP30で運用しなきゃならなかったんだっけ」
「そうだ……
あの霊装で、NP強化されていれば、私は一人。
もう一人はブラヴァツキー夫人かマーリンで良いだろう」
「そうだね……そうだと良いなぁ……」
「懸念があるのか？」
「同じイベント霊装で『遮那王流離譚』のダメージ倍率300%（限凸）をメインにしたら……僕達が使われるんじゃなかなぁ……って……」
「むう……」
「……うん」
「サーヴァントのための労働組合でも作るか……」
「あのマスターから『あんた魔術師だろう？』って言われそうだね」
「……そうだな」
「なんで、魔術師が労働組合作っちゃいけないの？」
「魔術師に人権がないから……」
