「結局、１日でチップが２枚か……
まずますの成果だな……」
「怖い目にも会いましたが、無事で何よりでした……」
「まさか、自分が誘拐されるとは思いませんでした……」
「ファラリスは、ソードワールドの世界の邪神の頂点みたいな神様で、教義は『自由』
法とかの束縛するものすべてが敵っていう神様かな」
「なんで、そんな神様に信者がいるんですか？」
「どの時代にも、モラルに反する人はいるだろう？」
「……」
「今、一瞬ジルのことを思い出したでしょう？」
「とにかく……
母の誘拐には邪神教団が関わっているんですね？」
「闇賭博は、場所がわかったって所かな？
……やさじゃ無いから、同じ場所でまた開くかは分からないけど……」
「暗殺の情報がありませんね……」
「……シナリオ的には集中して情報を集めたほうがいいのかな？」
「しかし、情報チップの内容は開いてみるまで分かりませんよ？」
「誘拐チップは、開く度に誘拐されるんでしょうか？」
「……それは、君が女の子だったからじゃない？
僕やエティが引いたら、内容が変わったりして……」
「（そんなことは無いんだけどね……）」
「（確か、PCが一人のときにハプニングイベントが起きるっていうトリガーだったわね……
本当に、あのGMは性根が悪いわ……
でも、ゲーム攻略上、分散せざる得ない……
このジレンマこそ、今回のゲームの骨子だったわよね？）」
「GM共が目で話してるな……」
「なんか、嬉しそうです」
「意地の悪い罠を仕掛けてるんでしょう……
良いでしょう、望むところです……
シーフギルドの幹部に使い魔は、どうなっていますか？」
「一応、サイモンの監視を込めて、サイモンにくっついてるけど？」
「なら、明日は私は妹と一緒に情報収集を行います。サイモンとは別行動で……」
「なるほど、何かあっても、僕は使い魔を通して危険を知らせることができるからな！」
「ある意味、囮捜査ですね」
「もし、合流の時間に彼が現れなかったら①の盗賊ギルドに行けばいい……」
「……確かにそれが効率的か……
この外付けモラル装置がなければ、逃げられるのに……」
「安心してください。
あなたの犠牲は無駄にしません！」
「あ、僕、死ぬかも……」
「（ま、ここまでは予想通り……）」
「（本番はここからね）」
「悪い顔してます」
「悪辣な罠など主の御業の前には無力と知りなさい」
「そのセリフは２レベル早い」
一日目のクールダウン。
多分、初日に分散したことを悔いるだろうなぁ……
という認識です。
普通のシナリオならば、囮作戦が出たら、その話にスイッチしますが……
今はギミック発動中なので、そのまま続行します（笑）
暗殺のチップが出ていないのに、囮作戦しても良いのかな？
証人消されたら、どうすんだろう？
なんて、思いましたが……
まあ、基本ジャンヌ・ダルクは猪突娘（笑）
ジャンヌ・オルタの性格と足して２で割ると、史実に近いんじゃないかな？
と、思ったりします（笑）
