「常識ある人間は、この状況下で変化は求めないよなぁ……」
「マスコミが、悪い方に先導するんでは？」
「それは、当たり前だよ……鵜呑みにして、偉い目にあったのを忘れてなければ良いけどね……
希望の党も吟味するって言っているけど、全員当選しても単独過半数に満たないんだから、入れても意味がない上に、連立先が共産党とか社民、自由になると想像すると、暗澹たる思いがする……
希望に入れる人の自殺願望に付き合う気はないよ」
「ひどい言いようですね……」
「平治なら、小池百合子に任せるのも万が一くらいあるだろうけど……
今はねぇ……
だって、実績が欠片もないでしょう？
都政をいたずらに混乱させただけじゃないか？
青島幸男時代を彷彿とさせるよ？
もし、これで国政進出のために辞任したら、無責任都知事のレッテル張りされても文句は言えないだろ？」
「でも、嫌韓政策とかやってたじゃないですか？」
「だから？」
「あう……」
「政治姿勢は右派だけど、アプローチがめちゃくちゃだってこと……慌てて作った国政政党、手綱を握ったところで民進党が便乗。すでに結党の意義は失われてる。
今回の選挙が自公vs希望の政権選択選挙というけど、民主党と同じで『政権を担う能力が欠如』してる政党に、政権の選択肢に入れるなよ……
日本を滅ぼしたいマスコミが、これから頑張って希望の党の応援するんだろうけど……
これで自公が影響力を失ったら、日本が本当に危なくなるぞ……
悪貨は良貨を駆逐する。
心配するのは、マスコミの愚民先導能力だね」
「愚民ですか？」
「ギャグで野党連合に入れるような連中のことかな？」
「また過激なことを……」
「実際そうだしなぁ……」
