「日本のハリウッド押しの駄作！」
「見る気ないのに駄作宣言していいの？」
「僕、原作小説派だから……
原作小説すら、リング≫らせん≫≫ループと評価してるからな？
映画版なんて見る価値なしと思ってるんだから、そんな映画のリメイクは、駄作と言っても過言じゃないだろう？
ハリウッドでリメイクするなら、原作テイストを利かしても良かろうもんだろうけど……
そんな気配がさっぱりしない。
映画のプロモーションも貞子出してキモかわいいとか思ってるんだろうけど……
あれも原作ファンとしては納得行かない演出だからな？
もはや、ギャグになっちゃったら恐怖映画の意味がないだろう……
ホラー映画の宣伝が下手なのは知ってるけど……
もう、ひどい」
「わぁ！闇が深い！！」
「ここは、日本のクリエーターが真の映画『リング』三部作をリメイクすべきだな……
すべきかな？」
「自分の発言を疑問系で反芻しないでよ。
映画化してほしいの？」
「リングは、ネタとして『映像化』は面白いんだけど……
らせんとループは、映像化は必要ないんだよね。
個人的には、らせんはらせんでそこはかとない恐怖があったけど……
ループでぶち壊したもんなぁ……
ある意味で『今』風と思うこともあるけど」
「そうなの？」
「ループは、ホラーじゃなくて、SFだよ……
そう考えると、リングはホラー。らせんはサスペンス。ループはSFとシリーズをジャンル分けすると、それぞれ面白い作品だね」
「バラエティ豊かだね」
「ものは言いようだな……
角川ホラー文庫で出さなきゃ、面白いってことかな……
それでも映画は駄作になるだろうけど」
「まだ言ってる……闇が深いなぁ」
