Happaの食育日記

食育を目的とした子ども料理教室「クッキングルームはっぱ」の教室風景や食を通して日々思うことなどまったりと。

子どもは待ってくれません。「今」、子どもの目を見て。一緒に笑おう。

2015-09-09 01:55:59 | はっぱからのメッセージ

10年前から「子ども料理教室」をやっています。北川みどりです。
10年やっていると、時代の移り変わりも感じます。



先日のことです。
2歳の子を通わせたいという問合わせ。

うちの教室は年中さんからで、しかもちょっとした条件がある。


正直、

2歳ならおかあさんと家でじっくり向き合ってやったほうがいいと私は思う。

きっと子どもはそうしたいんじゃないかな。



いや、わかるよ~わかる。
気持ちはわかる。


でもね、「今」しかないんだよ~

そのときはわからないんだけど、子育てが殆どおわった先輩としての経験から。



子どもを保育園に預けて正社員で働いていた時。
会社が遠かったからお迎えは6時半くらいになっていた。、
なんだか仕事がメッチャ面白くなって、忙しくなって・・・・
だんだんお迎えも遅くなることも多くなって・・・


帰ったら子どもに
ご飯→お風呂→寝る


ただの「義務」のようになっていたようにに思う。(今思えば。)


そんなことが数年続いていたあるときに
保育園の先生から


「なんだか、ここんとこおかしいんですよ~ずっとヒックヒック言って泣いていて・・・
前みたいに笑わないんですけど、おかあさん、何かご家庭でありました?」

横にいたママ友からも
「そうそう、ここんとこ表情が暗いいな~と思ってたの」って。


ハッとした~

そういえばよく見たら、暗い・・・

ずっと気が付かなかった。
親の私より他人が、先に気付いたのに~


もともとそんな顔やし~・・・イヤイヤ


気が付かなかった自分を反省した。



それから
3日間ほど会社を休んで、べったり過ごしました。
とくになにもしてない。
ただ家の中や、公園でいっしょに遊んだり、おしゃべりしたり、いっぱいだっこしたり。

フツーにおかあさんたちが毎日やっていること。

そしたら、なんと


メチャクチャ笑うようになった。

ほんとに、スグ!!


コイツは
「おかあ~。ぼくのこともっと見て~」

て言いよるっちゃん。

「仕事ばっかりしてカワイイぼくのことわすれとろ~」
って。


そして子どもの寝顔を見ながら

悩んで悩んで・・・




すぐに会社を辞めました。

もちろん、急だったので、
すったもんだしましたよ~
マイペースで無神経な私が胃炎になりましたから。

でもね、
「今」やらないとだめだ、と気づいっちゃったんだな。
まさに
「今でしょ!」←古い??



そしたら、なんと

メチャクチャ笑うようになった。

ビックリした~

ほんとに、スグよ!!

「はあ~??もう、なんやったと~??」


と思ったけど、

辞めた会社に後ろ髪ひかれたけど

お金も収入が減って大変やったけど


わが子が笑ってくれるなら
今はこれでいいと思えた。

仕事はまたできると思おう。



子どもの成長は
「今」「このとき」は待ってくれません。
「今」母の愛情がほしい!のです。

子どもが愛情を欲しがっているときに、精一杯の愛情を注いであげないと
あとから後悔するのは自分よ。

ずっとあとで気づいて
「今やったらだっこできるよ」って言ってもそのときはもう
「だっこやらキモイ~」と言われますから~


もちろん家庭によっていろんな事情があるからみんなに、こうしろとは言っているわけではありません。
会社をやめるとかいうのは私の例であってそれが言いたいのではありません。

子どもがSOSのサインを出したら
できるだけ「すぐに」対応してほしい。


メールの返信も、SNSのコメント書くのも、「今」じゃなくていいやん。
それより先にやったほうがいいことがあるやろ。

無理しないでいい。
そのとき、できることでいいと思う。


どうしていいかわからなかったら、まず


ごはんをしっかり食べさせること・・・ごはんって愛情なんだよ~(味噌汁推奨)
しっかり睡眠をとらせること
絵本を読んであげること



というのから、やってみたらどうかな。

私はそれだけはしてきたから。


当時は今みたいにスマホもなく、LINEもFBもなかったけど

今は
おっぱいあげながらスマホ見ているお母さんや、
ベビーカー押しながらスマホ見ているお母さんをよく見かけます。

私の料理教室をもし、そういう状態で見つけて連絡してきたのなら
なんだか悲しい気がします。

お料理は「日常」のコト。



2歳くらいから、お料理に興味はもつかもしれませんが、それは
おかあさんがやっていることを見ているからです。

「わたしもお母さんみたいになりたいな」

はじめての「アコガレの人」がおかあさんなのだと思います。


子どもとぴったりおうちにいるのも
数年ですよ~

しっかりと
顔を見て、

日常を

子育ての時間を、

楽しんでください。



いっしょにおだんご作ったり、キッチン汚して大変なお料理も

「今」このときだけですよ。


すーぐ
にくたらしい口をきくようになりますから~


そして、「味覚」もこの時期に決まります。
おいしいお味噌汁を飲ませてくださいな。
「料理教室の味」ではなく「家庭の味」を伝えてください。


信じられないかもしれないけれど、
それだけで子どもの将来が変わるよ。
すっごくHAPPYになると思う。


下の写真は小学生時代のクロコゲ息子。もう大学生。離れて暮らしています。好きなもの「揚げだし豆腐」(^^;








大学生にもなると、してあげられることなんて少なくなるけど

帰省のたびに、「おかあの作った○○が食べたい」

と言います。
大体「揚げだし豆腐」
ですけど・・・

今はそれが
「幸せ」です。




クッキングルームはっぱの公式ホームページ



厨房男子

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