Secret ~密会~ 2 》学園BL | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



「 俺 今 舞台の演出書いてんだ 


俺の右側に座ってる 向井さん

耳元で 小さく囁く


薄暗い室内で 床に座ってる

俺ら二人以外は


ざっと見渡すと 10人弱


椅子に座る 後ろ姿


モニターの明かりが ボンヤリ浮かぶ



「 あの …向井さん… 」


まだ 見始めてもいない

モニター前


脱ぐ前の 服の上から 刺激されても


…まだそんな気に持って行けない俺



左手を床に付き 俺に体を寄せ

右手で煽るように 上下する 向井さんは


俺の右肩に顎を乗せて 話しかけてくる



…これが 女の子相手だったら 

簡単にやれるのに…


胸の モヤモヤ感が その気に蓋をする




「 お金払ってんだから

  我慢するの 勿体ないよ 


そうは仰っても 向井さん

千円 ですしね…



なんて 冷静な部分が

向井さんの指の動きに

少し 傾きかけた気持ちを 

引き戻す



「 おまえ 遊びでも 男 初めて? 」


有り難い事に

女性からの誘いも多く


好みさえ 拘らなければ

簡単に処理してきましたもので


「 えぇ…まぁ…普通かと 



「 ふぅ~ん… 」


少し さっきまでと声のトーンが変わる



「 面倒な時は? 自分でするだろ? 」


まぁそりゃぁ 相手を気にして

良くない時の方が 多いけど…


「 男とやる 利点はね 


向井さんの手が 器用にジッパーを

片手で 下げた



 ソイツノ テク ヲ マナベルッテ コト



「 あっ…むぅ… 」


いきなり 直で触れた指は

思いの外 熱く 

俺の腰が勝手に動いた



「 ここ 俺の好きなとこ 


そう言って 這わす指が

くねくねと 踊る


「 俺は ここで こうやんの 


指の動きに 解説がついてくる


…今の どの指と どの指だったんだ



知りたくて 俯く


マジ 片手か?


肩にのせた 向井さんの顔が

吐息を吐くように 小さく笑う


…どう? 悪くないでしょ?

そう 囁かれ 

俺は 頷くしかなかった





「 どうする? 後は自分で ヌ ク 」


「 え? 」

立ち上げるだけ 立ち上げて

放置なんですか?


てっきり最後まで…そう思っていた俺は

直ぐ近くの 向井さんの顔を見た



「 …いいねぇ その顔 」


目が合うと 俺を握った指が

滑るように カリを擦った


「 ……っ 」


突然の 強い刺激に 息を飲む



「 次は 声を出してみる? 



…煽られてる…




他人から受ける刺激が


こんなに 良いなんて…




「 俺ね 本当は左利きなの 



なんだか 囁かれてる声すら

盛り上げに 加担してくる



「 左手で やってやろうか? 」



少し 否 かなり


俺は 期待値をフルに上げた


…是非… そう お願いしようと


口を開けた



 後 3千円 出すならね 



いきなり 現実に引き戻される 



行為に 集中し閉じかけた目を

向井さんに向けると


薄っすらと微笑んでいる



なんだか


 凄く



 大人に見えた




――――――-―― 


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