Secret ~密談~ 2 》学園BL | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



「 なんだか今日はサクサク進むね 」


シーンチェックでのリハの合間

エキストラの女の子が声を掛けて来た


「 …そうだね 



この仕事をしている女の子は

大抵 綺麗だ


彼女も 

よくよく見ても 可愛い



「 ねぇ さっき 俳優の古賀さんと

 一緒だったけど 知り合いなの?


 他でも共演したとか? 」


こういう可愛い子と

気軽に会話できる


この仕事の特権だよなぁ



向井さんに関しては例外で

普通に

女の子好きな俺としては

至福の瞬間


彼女

休憩中の俺らを見てたのか


他にも出演者と話してる人

居たのに…



ひょっとして あの俳優に誘われた?

それで 確認してるのかも

 って事は 彼女が 


俳優の お目当ての…



「 ねぇ この後 暇? 」



何食わぬ顔で 誘ってみる

俳優の先約有なら 断られるだろう


でも そうなら

その誘いの危険度を教えてあげないと


「 ごめんね 私… 」


くりくりと可愛い顔を 俺に向ける

断る素振りだ


確信した


俺は

良心の痛みを半減すべく

俳優の魂胆を ぶちまけようと


彼女の会話途中に

割って入る為


『あ』 の形をした口で

彼女と目を合わす


「 お酒も飲めない年齢の子供には

  興味ないのよね  」



にっこり微笑んで舌を出す彼女



『あ』 が 『え』 に変わる




正義のヒーロー気取って

助けようとしたヒロインに


顔面パンチ くらった感覚だ



ぐうの音も出ない 断り方をした彼女


…この子なら 心配無用か


そう思い直し

余計な忠告は 取り止めた

「 あのね 余計なお世話だけど 」



俺をバッサリ切って捨てた彼女


まだ何か?



 「 覚悟が出来ていないなら

 古賀さんの誘いには気を付けて


 あの人 若い子 大好きだから 」



…へ?



「 うちの事務所内じゃ 有名よ 

  あっ 呼ばれてる 行くね 」



  


 彼女はスタッフに手招きされ

立ち位置確認に入った



その奥に目を向けると



談笑している 俳優陣



俺を誘った 俳優 古賀さんは

テッシーと何やら話している



- 覚悟ができていないなら -



彼女の言葉を 


脳内で反芻する







…なんだよそれ…








――――――――――


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