Secret ~秘事~ 8 》学園BL | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



「 何だよここ 連れ込み部屋か


部屋に入る早々 口汚く感想を言う



「 まだ越して来たばっかなの 



それは本当で


ほとんど荷物のない


がらんとした空間に


ベットとテーブル


数着の着替えと…




そうね ホント それ専用の空間みたい


「 …何でこんな部屋必要なの? 」



ごもっともな質問



「 それ 俺も思った 


 なんでか事務所が用意してくれたの 




テッシーが 何か言ってた


時間がこれから不規則になった場合

自宅では家族の睡眠が…


ファン対策が…


学業重視の学生の間だけ

学園近くに…



何かそんな事



お蔭で遅刻は無い距離だけど




本当は たまり場にならない様

友達連れ込み 厳禁が言い渡されてた


でも


黙ってりゃ ばれないよ



部屋に入って


キョロキョロ見ている向井さん



…無防備だね



後ろから抱きしめる


「 早速かよ …ちょ… 」


耳の後ろに唇を這わせると

腕の中で 向井さんが もがいた


「 あ…あのさぁ ちょっと 話そう 」



またお預け?


非難めいた目を向けると


「 …逃げないから 落ち着けよ 


呆れた目で返される



…そうね


取りあえず


「 …腹減ってるなら から揚げ食う? 」




大事そうに

ここに来るまでの道すがら


から揚げの入ったタッパ持った

向井さんの姿が


超絶 可愛くて



ニヤける俺を見て

嫌ぁな顔してた 貴方



「 あぁ… 一緒に食べようか 



テーブルを挟んで横に座ると


向井さんが袋から 取り出す



…凄いサービスだなぁ


おばぁちゃんの詰めたタッパの中は

残り物の域を超える量が 



「 …これ 何人分だよ 」


ギョッとして俺が笑うと


向井さんも ヘラっと笑った




添えられた串に刺して 口に運ぶ



俺の横で

から揚げを食う


向井さんの姿を


気が付けば

見つめていた




「 …お前 相当  溜まってる? 」


…はい



小さく頷くと


から揚げを口に入れ

咀嚼しながら


向井さんの手が 俺に伸びて来た


「 …あ それは 嫌かも 」


片手間に ヌク 目的のみで

触れられるのは…


そう拒むと


「 …だったら 食べ終わるまで

 お前 どこかへ行ってろよ


 落ち着かねぇよ その視線 




…二人っきりになってから

向井さんの言動に


変化が見え始めた



優劣を…優位に立とうと


横柄な態度を 見せてる




「 …何か飲む? 」


俺は

向井さんを油断させたまま


立ち上がれる口実を口にし



彼の返事を聞く振りをして

近付くと


そのまま 

向井さんを押し倒し


彼の上に 乗っかった









―――――――――


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