Spinoff 69》Short | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



映像 約束通り

 消去してくれたら

 

 …言う事聞く


 いいよ 好きなように

 人前に

 引っ張り出しても


 バイト料だって必要ないし


 ただし 

 ハメ撮りは

 二度としない

 


カメラマンに

良いように誘導され


やりたくも無いモデル


自分からやると

言わざる負えない

会話の流れが


癪に触る


そんな

反発心から



噛みつく




存在する限り いつでも

こんな形で

脅しのアイテムになる

秘すべき姿


さっさと消去させる為に


掛けるカマ



ハメ撮りなんて

 世に出すつもりで撮ってない

 画角に


 あんたの一部だって

 見切れて写ってるはず


勿論


脅されて

ムカついたから

言ってやった感は

あるけど



見る人が見れば

 撮影してるのが

 誰だか分かるのは


 お互い様じゃないの?


 あんたもMOVIEStarで

 デビューする気?



どうせダメもと…と


悪態


言うだけ言ってみれば



んふふふ…と


鼻で笑った

カメラマン





「…いいよ 

 そうだね 確かに


 夢中だったからね

 色々写り込んでる


 世に出す類のものじゃない


 ちゃんと消去するよ

 帰ったら

 目の前で


 それでいい?」


あっさりと


事も無く承諾した

カメラマン



「…けど 

 やってる最中以外なら


 撮らせてくれるんだろ?」



笑顔のまま

確認する視線



「プライベートでも

 撮りたい時に

 カメラは向けさせてもらう


 それはいいだろ?


 撮影は俺にとって

 コミュニケーションの

 一環 生活の一部だから


 早いとこ慣れてよ 

 ポーズとか

 むやみな笑顔は要らないからさ ね?」



まるで


この先ずっと

一緒に居る事 前提の様に


日々を記録する行為

始める事への

承諾求めた言葉が


頭上斜め横で

から回って 引っ掛かる



どうせこの手の遊びは

 すぐに飽きる

 

関係だって…



そう 高を括るには



真っ直ぐな視線が強くて



小さく首を縦に振った


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