Spinoff 124》Short | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



すぐ近くに居ながら

鏡を介して 

微笑みかけてくる 顔

 

 

計算ずくな動きで

まんまとのせられ誘導された

視線


相手の不意を衝いた

悪戯に

 

困惑から

目を逸らせば

鏡に映る自分と目が合う

 


ヤリモクな男なら


脈ありと判断するであろう


態度と姿



誘ってる様にしか見えない

表情で


肌を晒して 座っている


…ぅわぁ マジか…


我ながら直視するのに

恥ずかしい 成りに


泳いでしまう 視線


自信無さげで 

カッコ悪い態度


…なのに

晒してしまう動揺のせいで



そう

今にして思えば

口にしたセリフも


受け取り方によっては

誘ってると

勘違いされても仕方ない

内容

 


自分の態度 姿 状況

客観視すればするほど

沈黙は気まずいパターンの現在



暢気な微睡みも

吹っ飛ぶ勢いで



何げ無い会話の切っ掛け

探る頭の中


ぐるぐる始めれば




「仕事ですからね


 こんな風に

 至れり尽くすのは


 プライベートは別ですよ」


 


口火を切ったのは

向こうで

 

この手の


気まずさは

気にもしない…と言った態で


いい慣れたセリフ 吐く相手を

 

自分の姿


見てるよりマシだとばかりな勢いで

 

視野に納めれば

 


また鏡越しに 微笑んだ

 

 

 



見た目の好み 美醜には

個人差があるから


一概には言えない


けど



人を引き立たせるメイク


美を作り出す作業を

生業にしている彼は


華やかな人が

群れる この業界の中に

居る事で


地味な風貌に思える


けど


悪くはない見目


道具操る 指先も

長くて綺麗だ



器用そうな動きに

再び ロックオンしながら

裏方の

職人スタイルなのは


何切っ掛けなのだろう…?

等と


個人的な興味が

ふくれ始める











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