Spinoff 179》Short | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 


啖呵切った


可愛い見目の 

男の娘の迫力に


押し切られる形で


言われるままに

身を任せる



彼は仕事を

遂行したいだけ


面倒な衝突は

互いに望まない


なら 




自我が不要な場面


いくつも経験してる



もっと 不本意なSceneでも

それなりに


上手く気持ちを切り替えられる


それ位のスキルはある




泡で塞がれた口


開く事が出来ないから


男の娘の言い分


了解を告げる意思を

静止する事で 伝える



どうぞと

目を閉じて


遮断視界の

暗闇の中で


男の娘の仕事の進行

待てば



頬で感じてた モフモフ感が

顔を覆い


人肌の温もりが

柔く肌の上を滑る



見えない分

次 何処に触れかれるのか

分からない接触


肌感覚に

集中し過ぎない様


自身の呼吸音に

耳を向ければ


意識するほどに

大きく感じる肺活動



他の音を探るも


近い位置にいる人の


気配はあれど

無音な状況から


つい


意識的に

呼吸を浅くし

音を抑えようとすれば


然程しない間に



「…興奮するなよ」



ポツリと囁かれた声



はぁ?なんだよそれ


折角浅くした呼吸

乱して


何言ってんだって


吐き出す呼気の強さで

見当違いな発言

指摘すれば



頬を包む様に

下から上へ


弧を描いていた指が

泡を巻き込んだまま


鼻先に触れ 


キュッとつまみ

気道を塞いだ



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