本日は特殊飢餓(specific hunger)の説明です。
心理学用語で動機(基本的動機)の概念に相当する心理状態です
特定の栄養分や体内成分が欠乏した際に
それを含む食物を食べたくなる事
食行動におけるホメオスタシス機能(生体バランス)の事です。
ラットを用いたカフェテリア方式実験により証明された生物的動因です
★生物的動因
・飢え、渇き、性、睡眠、呼吸、排泄、苦痛除去、適温維持の動機等
★カフェテリア方式実験(wikipedia引用)
・様々な栄養素を持つ食物、飲料を別々の容器に入れ、
自由に食べる事を許した状態(カフェテリア状態)でのラットの行動観察実験
その結果、ラットは長期的に観ると栄養に偏りなく食物を選んでいる事が証明された。
さらにある一定の栄養素を摂らせないようにした(特殊飢餓状態)のラットは
今まで摂取していなかった栄養素を多く含む食物を多く摂取する行動パターンが観られた
同様の実験を人間(離乳期の子供)に行った際に(肉、卵、果物、シリアル)
短期的に摂取量のバラツキはあったが
数ヵ月間隔で観ると栄養のバランスは取れており発育も正常であった
この状態に陥る時に危惧される事は
例えば、最近の食生活で野菜が不足している事が思い当り
ビタミン系のサプリメントを過剰に摂ったり
炭水化物を一切摂らず、肉と野菜生活だけの食生活をしたり
コレステロールが高いと診断された為に
脂質を極端に摂らない偏った食生活を送る行動です。
正しく知る糖質制限食 ~科学でひも解くゆるやかな糖質制限~/技術評論社
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偏った非科学的な食生活を送る事による健康障害があります。
過ぎ足る過剰摂取やバランスが崩れた食生活は、
望まない健康障害の原因になります。
欠乏栄養素が判明する方法は
血液検査データの数値でしか判りません。
しかも数値は他要因と連動しており
例えば鉄や亜鉛やビタミン数値は低くても
必ずしも欠乏している訳ではなく
脱水傾向や薬の副作用による数値結果もありえます。
つまり、生体が本当に必要としている欠乏栄養素は
データでも数字の裏付けとなる要因が
これだけ多いのに
数値も確認せず自己判断できる事では無いのです。
最近、肌の具合が悪い→そうだ、コラーゲンを摂ろう!
酒の飲み過ぎで肝臓に負担をかけてる→亜鉛、しじみエキスサプリを摂ろう!
肉の多い食生活で便秘気味→ビタミン・食物繊維サプリを摂ろう!
その結果、脂様性栄養素が排出できず、肝腎臓器に負担がかかる
逆に生体バランスが乱れて健康障害の原因になります。
肌の美容はコラーゲン摂取で無く、バランスと取れた食生活と充分な睡眠が必要
肝臓が気になるなら休肝日を作る
便秘気味なら意識的に野菜を摂り、ウオーキングして腹圧を高める等。
自己判断で不足している栄養素を摂る為の食行動は
心理的行動であって、
決して生体が渇望している訳では無いという事です。
心理学と栄養学、医学、社会学と全てが繋がっており
それだけ人間とは複雑な要因により
生きており(生かせれており)
愛しさを感じます。
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心理学用語で動機(基本的動機)の概念に相当する心理状態です
特定の栄養分や体内成分が欠乏した際に
それを含む食物を食べたくなる事
食行動におけるホメオスタシス機能(生体バランス)の事です。
ラットを用いたカフェテリア方式実験により証明された生物的動因です
★生物的動因
・飢え、渇き、性、睡眠、呼吸、排泄、苦痛除去、適温維持の動機等
★カフェテリア方式実験(wikipedia引用)
・様々な栄養素を持つ食物、飲料を別々の容器に入れ、
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その結果、ラットは長期的に観ると栄養に偏りなく食物を選んでいる事が証明された。
さらにある一定の栄養素を摂らせないようにした(特殊飢餓状態)のラットは
今まで摂取していなかった栄養素を多く含む食物を多く摂取する行動パターンが観られた
同様の実験を人間(離乳期の子供)に行った際に(肉、卵、果物、シリアル)
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この状態に陥る時に危惧される事は
例えば、最近の食生活で野菜が不足している事が思い当り
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しかも数値は他要因と連動しており
例えば鉄や亜鉛やビタミン数値は低くても
必ずしも欠乏している訳ではなく
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つまり、生体が本当に必要としている欠乏栄養素は
データでも数字の裏付けとなる要因が
これだけ多いのに
数値も確認せず自己判断できる事では無いのです。
最近、肌の具合が悪い→そうだ、コラーゲンを摂ろう!
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その結果、脂様性栄養素が排出できず、肝腎臓器に負担がかかる
逆に生体バランスが乱れて健康障害の原因になります。
肌の美容はコラーゲン摂取で無く、バランスと取れた食生活と充分な睡眠が必要
肝臓が気になるなら休肝日を作る
便秘気味なら意識的に野菜を摂り、ウオーキングして腹圧を高める等。
自己判断で不足している栄養素を摂る為の食行動は
心理的行動であって、
決して生体が渇望している訳では無いという事です。
心理学と栄養学、医学、社会学と全てが繋がっており
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