2週間ほど前、ネネッ(子供から見て祖母、私から見て義母)は目の病気、カケッ(子供から見て祖父、私から見て義父)は咳が止まらず寝込むようになってしまい、ついにメダンの病院へ行くことに。
そしてだいぶ良くなったということで3日前の木曜日、2人はメダンから帰って来た。
カケッは2,3回ニアスの病院へ行ったんだけど良くならず、最後は2泊ほど入院。
でも医師が気に掛けてくれるわけでもなく、ただただベッドに寝てるだけだったらしく、お金のムダじゃ!と退院してきたらしい。
帰って来た義父母。
カケッは以前ほど寝込むことも少なくなり、夜咳で寝れないということもなくなった。
ネネッは視力は悪いままらしいけど、これまた寝込むことが少なくなり今日は教会にも行った。
2人がメダンへ旅立った日。
キッチンの隣の部屋とゆーか、半分外とゆーか、いや雨漏りしまくりだけど屋根はあるからやっぱ部屋か、どーでもいいか。
そこへアヤム(鶏)の足を大きな石に紐で繋いだまま行っちまったわけ。
そのアヤムの周りには生まれて数日のピヨコが3、4匹、ピヨピヨピヨピヨ…
どーすんのコレ?
ほっとくわけにもいかず、残飯やパン屑、食べた後の魚やアヤムのカスをあげたりするように。
エサをあげ始めると、ちょっとずつ愛情が湧いてくるものね。
しばらくすると、おばはんがそこを通るたびにエサを求めてコォーッコッコッ!って、もっそい勢いで寄って来ようとするわけ。
怖いくらい。
数日が過ぎ、
3,4匹いたピヨコのうち1匹死んでたの。
ひっどいことに死んだピヨコの上を親アヤムが踏んづけたりして、死んだらもうどーでもいい感じなわけ。
ちょっとかわいそうだったけど、親アヤムに踏んづけられてドロドロまみれの悲惨なピヨコを拾う勇気はなく…
次の日。
死んだピヨコの死骸がどこをどう探してもいないわけ。
姿形が全くないって…
…きっと猫の仕業よね!?
そんなことがあってからのおばはんがシボルガに行く前日、ピヨコはすでに2匹。
帰って来たらなんとピヨコ全滅((>д<))!!
親アヤムしかコッコッコッコッしてないじゃない!
留守番してた子供たちに聞いたの。
「ピヨコみんな死んじゃったの?」
そしたら1匹は親アヤムの足元でまた踏んづけられたりしてドロドロになって死骸が転がってたの。
もう1匹は、洗濯や洗い物、マンディの汚れた水を排水するために開いてる穴に挟まって出れなくて死んでたらしい。
産まれた時は6匹もいたんだけどね。
ちなみに2匹くらい何でいなくなったのかは記憶にないわ。
てかおばはんが衝撃的だったのはね、この後よ。
最後の1匹の死骸が親アヤムの足元に転がってて、でもやっぱドロドロなので拾えず…そのまま。
そして次の日。
よく見ると死骸のピヨコの頭だけがないじゃないっ(((゜д゜;)))!
どゆこと!?
また猫だったら死骸全部なくなってるはず。
そして悟ったわ。
もしかして、もしかしなくても、もしかして。(俳句みたい。)
親アヤムが突っついたとしか考えられない!
そしてさらに次の日。
やっぱね、親アヤムがめっちゃ死骸の身体の部分を突っついてたのを目撃。
最後は突っつきまくって足しか残ってないくらい。
なんか、自然界のリアルを見た気がしたわ。
死んだとはいえ親が子を突っつくて…(゚ーÅ)
いわゆる共食いよね。
エサで他のアヤムの肉や内臓をあげると普通に食べるしね…
でもやっぱ、死んだとはいえ自分の産んだ子を食べるて…(゚ーÅ)
で、ちょいと思い出したの。
「無人島に数人で漂着、食べ物も尽き、弱った人から死んでいく。
でも、なぜ人間は人間の肉を食べないのか?」
さぁ、どっちだと思う?
「人間の肉はおいしいから食べない。」(おいしいと、人が人を殺し食べようとして殺人が増えるから。)
「人間の肉はマズいから食べない。」
おばはん、アヤム見てニアスで悟った。
「人間の肉はおいしいから食べない。」
きっとそうなんだわ。
いろんな意味で知りたくなかった…わ。