研究学園の旅人

ネタはあるのですが、なかなか続きを書く時間がなく、途切れ途切れでの更新です。

白浜の2日目は、前日よりは風が少しおさまっていました。

【その1~その2】はこちら




天気も良いので、白浜の温泉街周辺の観光地を巡ります。

旅の友は、この明光バスの1日乗車券「白浜YOU遊パスポート」（大人1100円、小人550円）です！
これさえあれば、白浜町内のフリー区間が1日乗り放題です。
何と言っても、乗り降りのたびに小銭をジャラジャラ用意しなくて良いというのが便利です。
白浜町内はバスの本数も意外と多いので、割と気ままに乗り降りできます。



白浜バスセンターで降りて、少し北上すると海岸線が見えてきます。（1枚目の写真）
このまな板のような面白い岩は、国指定の天然記念物「白浜の泥岩岩脈」です、



そばには「御船足湯」という無料の足湯がありました。
この日は風が強すぎて、せっかく足が温まっても足をお湯から出した途端に冷え切りました…。



この日はすごくいい天気でした。
写真だけ見ると、南国の海沿いの風景という感じですが、実際は寒風がビュービュー吹き荒れ、シュロの木も凍えそうな感じでした。



こちらが白浜のシンボル、「円月島」です。
ちょうど島の中央部にぽっかりと穴が開いていて、この穴からのぞく夕日が美しいのだそうです。

太平洋の荒波に削られてできたこの地形は、削られ過ぎて地震の際に崩壊する恐れがあることから、崩落防止工事が行われ完成したばかりです。
浸食で出来た地形の浸食を防ぐ工事というのもちょっと皮肉な感じですが、この珍しい地形が失われるのを放置できないということでしょう。



円月島は、国の名勝に指定されています。
正式名称は「高嶋」というのだそうです。
なんか普通の名前ですね。



しばらく行くと、グラスボート乗り場やお土産屋さんなどが集まった地区に着きます。
グラスボートは強風で欠航だったので、「京都大学白浜水族館」に行きました。

珍しい国立大学付属の水族館で、「瀬戸臨海実験所」の付属施設という位置づけです。



最近リニューアルしたばかりで、中は新しい感じです。
こちらは第二水槽室で、中心にある円形水槽の周りに水槽が配置されています。



美味しそう…じゃなかった立派なタカアシガニです。



こちらはウツボ。



もちろん、普通の水族館と同じく魚も展示されています。
でも、あくまでもエンターテイメントの水族館ではなく博物館相当施設なので、ちょっとお勉強的です。

また、魚よりも無脊椎動物の展示が充実しています。
これは「瀬戸臨海実験所」の研究テーマとも関係するのでしょう。



こちらは第3水槽室。
黒潮が流れる紀伊半島の海を再現したものです。
子どもは、ここで熱帯魚を見るのが1番楽しそうです。



平屋建てで比較的小規模の施設なので、1～2時間もあれば見終わってしまいます。
その代わり入場料金も、大人600円、子ども200円と割安です。
近くの「南方熊楠記念館」とあわせて巡るのが良いかもしれませんね。



ちょうどお昼になったので、食事にします。
「珊瑚礁」と、「さいかや」という2つの店があります。
珊瑚礁の方がお値段が高かったこと、「名探偵コナン」に登場した店ということで、子どもの猛プッシュを受けてこちらを選びました。

窓からは、円月島を望むことができます。
角度がだいぶ横に近いので、穴は良く見えませんが…。

店内には、「名探偵コナン」で「さいかや」が登場したシーンのキャプチャ画像が貼られていました。
有名人のサインが貼られている店はよく見ますが、こういう宣伝方法も新鮮ですね。
肝心の円月島が登場する回は、子どもも内容を知らず、どんな場面に登場したのかわからずじまいでした。



食事は刺身定食にしました。
値段は1950円？だったかな。
観光地価格で、かなり強気の値段でした。
内容的には、ごく普通の刺身定食です。
刺身は歯ごたえがあってそれなりに美味しかったですが、東京でも1200円くらいで食べられそうな感じです。

まぁ、海を見ながら食べられたということで、雰囲気代も含めてこんなものでしょうか。
店員さんは親切で、バスの時間も丁寧に教えてくれました。

（つづく）