KUKKA ~花~

鎌倉で筆跡診断をやっています。
KUKKAとは、フィンランド語で花を意味します。

フィンランド旅行 Part14 ~ヘルシンキ・ミュージックセンター~

2014年09月26日 17時54分31秒 | フィンランド
ヘルシンキ・ミュージックセンターは中央駅から近くにあるコンサートホールで、
フィンランディアホールの隣にあります。
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、シベリウス・アカデミーの拠点として、
2011年9月にオープンされました

                       

建物はガラス張りになっていてとても存在感があり、周りは緑が多く開放感が感じられる素敵な建物です。

               
     
近くには可愛いカモの姿も見られ、のどかな感じがいいですね

               

カモたちの行進に遭遇しました
                   
このコンサートホールの音響設計は、日本が世界に誇る音響設計家の豊田泰久氏によるものです。
このホールの特徴は、とにかく反響に優れていて何処の席から聴いても音が明瞭で、バランスの良い所です

是非この機会にこのホールで音を聴いてみたかったので、
次の日に何かコンサートが開催されていないかチケット売り場で尋ねてみました。

                       

すると次の日には、「歌のコンテストがあるよ」という返答でした。
どんな内容なのかよく分からなかったけど、まだ席が空いているという事なのでチケットを購入しました
                       
そして当日どんなコンクールかもよく分からないまま出掛けました

              

中にはカフェがあり、誰でも利用できるそうです

                    

とても広々としていて、デザインが格好良く素敵です

              

壁が木製で変わった作りになっていました。これが音響に関係するのかはよく分かりませんが。。。

              

私たちは前日にチケットを購入したので、ステージの後ろ側の席しか取れませんでした。
でも、どんなコンテストなのか楽しみです

              

2階のバルコニー席なのであまり良く見えません。

歌のコンテストとしか聞いていなかったので、どのぐらいのレベルなのかさっぱり分かりませんが、
パンフレットを見るとどうやらコンテストの最終日らしく、
前半に4人、後半に4人の人が出場して競い合い賞金も出るそうです。

いざ始まってみると、とてもレベルが高く、まるでプロのようなので、驚きました
1人2曲ずつ歌い、前半と後半の間に休憩を挟み、全員終了したら審査に入り、
賞が確定し表彰式という流れでした。

国際的なコンクールで、ロシア、ウクライナ、韓国、クロアチアの4か国の人が残っていました。
どうやら、世界的に有名なコンテストのようで、テレビの中継も来ていました。

行き当たりばったりで観に来ましたが、こんなにすごいコンテストだとはびっくりしました
でもオペラなんて聴いたことなかったので、とてもいい経験になりました

説明では「歌のコンテスト」しか聞いてなかったので、オペラとは思っていませんでした。
英語での説明なので難しいですね。オペラも歌は歌ですから。

審査は1時間ぐらい掛かるそうなので、私たちは結果を観ずに帰ってきました。
そしてホテルに帰ってテレビをつけたら、表彰式がやっていました

               

ちなみに女性はグリーンのドレスの人が優勝で、男性は韓国人でした
自分の予想とは順位が違いました。芸術というのは好みもあるだろうから難しいですね。

ただ観ていて思ったのは、オペラというのは技術的な事だけではなく、
どう演出するかも大事なんだなあと思いました。

例えば衣装もそうですし、何か小道具を使って演出をしたり、
身振り手振りで体全身を使って表現をし、表情豊かに歌う、といった事です。

衣装の事でいうと、優勝した女性はグリーンの衣装で、
出てきた瞬間グリーンの色がとても鮮やかで目を惹きました。
そして、とても表情豊かに歌われていて、歌うというよりはまるで演技をしているといった感じでした

ある男性は、赤いバラを一輪持っていて、途中で観客席に投げていました
その瞬間、観客席がドッとざわつきました。

技術的な事は勿論ですが、そういった工夫を凝らし観客を楽しませる事も必要なんだなあと感じました。

結局この「歌のコンテスト」は何だったかというと、ミリヤム・ヘリン国際声楽コンクールというもので、
シベリウス音楽院で長年若手歌手の指導に当たっていたミリヤム・ヘリン教授が
『フィンランドに世界的に高名な声楽コンクールを』との想いから財団を創設し、
1984年から5年毎に開催されているものだそうです。

このコンクール出身者はプロとして活躍している人ばかりだそうです。
こんな有名なコンクールを観る事が出来て本当にラッキーでした

いい旅の思い出になりました



















  




          



                       






                       

フィンランド旅行 Part13 ~グッド・シェパード教会~

2014年09月18日 16時40分20秒 | フィンランド
この教会も街から少し離れていて、中央駅から67番のバスに乗って行きました
バス停の名前が表示されないバスだったので、運転手さんに着いたら教えて欲しいとお願いをしておきました。
そしたらちゃんと教えてくれて親切な運転手さんでした

                        

森の中に教会があるといった感じでした

              

白い壁にペンダント照明が映えて素敵でした

                      

変わった形の照明でした

                        

これはパイプオルガンです
全体的に白を基調としているので神聖な感じがして素敵な教会でした


















フィンランド旅行 Part12 ~ヴィーッキ教会~

2014年09月18日 16時18分07秒 | フィンランド
このヴィーッキ教会は街から少し離れた所にあり、バスでの移動でした
中央駅から68番のバスに乗り40分ぐらいで着きました。

              

中は結構広く落ち着ける空間で、日本の教会とは随分雰囲気が違います

              

周りには自然が多く窓から緑が見えるのが素敵です

                   

これはパイプオルガンです。どんな音が響くのか聴いてみたかったです

                   

照明や天井の造りが変わっていて驚きました

                   

控室のような部屋もありました。
やはり木造というのは木の温もりを感じ穏やかな気持ちにさせてくれますね

















フィンランド旅行 Part11 ~カンピ礼拝堂~

2014年09月18日 15時45分47秒 | フィンランド
カンピ礼拝堂はナンリッカ広場というとても賑やかな場所にあります。
外観からするととても礼拝堂には見えません

                  
  
周りは賑やかですが、中に入るととても静かで時間がゆっくり流れているような気がします

              

この礼拝堂ではミサや洗礼、結婚式などは行われず、
毎日朝から夕方まで誰でも入れるように門が開いているそうです。
街の中に一際目立つ珍しい建物が建っているので、観光客がカメラを持って入る姿をよく目にします
本来の目的としては、静寂と出会いを求める場として造られたそうです。

              

礼拝堂のデザインは、K2S設計事務所のキンモ・リントゥラ、ニコ・シロラ、ミッコ・スンマネンという
3人の設計士によるもので、2010年にシカゴ・アテネウム国際建築賞を受賞しています

中の家具はトネリコの木から作られていて、外壁はモミノキの細木を使っているそうです。
木を使っているせいか温かみを感じます
そして、照明も素敵で居心地が良く、とても街の中に居るとは思えません。

中に居ると自分が何処にいるのか、時間さえも分からなくなる程でした。
なので外に出ると現実に引き戻されたような、そんな不思議な空間でした













フィンランド旅行 Part10 ~郵便局・ムーミン切手編~

2014年09月09日 16時38分19秒 | フィンランド
私は海外旅行へ行くと必ずエアメールを出すようにしています
しばらく会っていない人には連絡を取る良い機会だと思うし、
エアメールが届くと嬉しい気持ちになってくれるのではないでしょうか。

              

これがヘルシンキにある郵便局とポストです
郵便局には切手やハガキだけでなく、可愛いフィンランドの雑貨やお菓子なんかも販売しています。

4年ぐらい前に行った時には、郵便局の中にカフェがありました
そこで手紙を書いて、そのまま出していったりする人もいました。
中にカフェがあるなんてお洒落だし、そんなカフェなら利用したいなあと思うのですが、
もう無くなっていました。残念でした

                 

これはムーミンの切手とポストカードがセットになったものです。とっても可愛いです

              

中身はこんな感じで6種類入っています。切手だけの販売もあります
これは使わずに記念にとっておきます

                 

ポストカードはバラでも売っていて、可愛いデザインのものが沢山あるので迷ってしまいます

                 

ポストカードは表だけでなく裏まで可愛いので感激です

今はメールという便利なものがあるけれど、あえて手紙を送るのはいい習慣だと思っています。
そして手紙を送る際は、必ず手書きにするようにしています。
なぜなら手書きの方が気持ちが伝わるからです

筆跡アドバイザーという仕事をしている関係もありますが、
手書きの文字にはその人の性格だけでなく、気持ちや思いも表れると思うのです。
一文字一文字心を込めて書けばきっと相手に伝わると信じてます。
なので特に思いを伝えたい時には手紙にしますね。
返事が手紙で返ってくると本当に嬉しいものです


最近は年賀状もメールで送ったり、出さない人も増えているそうですね
手紙が好きな私からすると、とても残念でなりません

その年賀状も印刷のみで何のコメントもないと、寂しいなあと思ってしまいます。
私も裏は写真などを使って印刷にしますが、必ずコメントと宛先は手書きにしています。

もっと手紙の本当の良さが認識され、少しでも手紙を書く人が増えると嬉しいです


つづく・・・