厚労省が発表した平成28年度の人口動態のデータを見てみました。今日は都道府県別のデータを少しご紹介します。
下はH28年とH17年の合計特殊出生率です。横軸は、都道府県の番号で、左ほど北東、右ほど南西の県です。何度かご紹介してきましたように、ここ数年は合計特殊出生率は西高東低で、H28年もその傾向は明らかです。
一方、H17年は出生率が過去最低だった年(1.26)ですが、この頃は西高東低傾向は明らかではありません。
この11年の出生率の差を計算してみました。
西日本のほうが増加傾向が大きいことがわかるかと思います。
東日本で最も出生率の増加が大きいのが東京都です。元が低いから、といえばそうなのですが、それにしても悪いことではありません。
さて、下は「H28年の出生率マイナスH27年の出生率」です。
増加が大きい(>0.2)のは青森、秋田、福井、岡山、長崎、大分と地方に目立ちました。
埼玉・千葉、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡といった大都市を擁する府県はのきなみ数値を下げました。一方、東京都は両年とも数値が同じで、「大都市の割には」がんばっているのかもしれません。
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