高収入な女性ほど未婚率が高い | 少子化対策を考えるブログ

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今日はこんなコラムです。

 

女性が直面する「稼ぐほど結婚できない」現実

 

高収入な女性ほど未婚率が高いという話題は以前もとりあげたことがあります(こちら)。

 

以前紹介した記事では「「男は仕事、女は家庭」「男性が一家を養うべし」という性別役割観があり、この観念にとらわれている」から、という説明がなされていました。もちろん根底にはそれもあるでしょうが、どちらかというと、「男性は自分より年収が下の女性を、女性は自分より年収の男性をパートナーとして選びたい」という嗜好ができてしまっているためでしょう、と私は思います。

 

今日のコラムは、さらにその点をつっこんで解説しています。

 

コラムによれば、高収入女性が結婚しにくい理由は二つです。

 

ひとつには、男女とも「同類婚」を求めがちという点にあります。同類婚とは、同じような学歴、収入、価値観同士が結婚したがる傾向です。大卒男子は大卒女子と、高卒男子は高卒女子とくっつき、年収についても、同じレベルの収入同士の男女がくっつくというものです。

 

もうひとつは、男性の「下方婚」志向と女性の「上方婚」志向です。男性は自分より低い収入の相手を希望し、女性は自分より収入の高い人を望む傾向があるわけです。これは、収入だけではなく、学歴にも当てはまります。

 

以上の説明には100%同意します。

 

面白いのは、以下の指摘です。

 

お互いが自己の最適化を図ろうとすると、かえって全体のマッチング数は少なくなってしまうのです。

 

個人の自由を突き詰めると、往々にして社会の利益が下がります。これは様々な状況で当てはまります。もちろん自由を束縛しないですむならそうあるべきですが、社会を維持するためにはある程度の制約が必要になるかもしれません。そんな制約がなくても少子化が解決するようになればよいのですが。

 


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