今日はこんな社説です。
といっても有料記事で、私は購読しておりません(すみません)。
最初の三段落だけしか読んでいませんが、子育て支援について「政策の優先順位を明確に」というフレーズがあります。
教育無償化・子ども保険と子育て支援政策がいくつか出されてきて、様々な意見が出されています。しかし、その多くはどうやって財源をつくるか、というところに目がいってしまって、使途についての議論は少なかったように思います(教育国債についてはそれなりに議論がありましたが)。
というのも、どの政策も少子化対策に多かれ少なかれ貢献することは間違いないと思われるからです。財源が確保できるなら、やって損はないでしょう。
しかしながら、財源が確保可能だとしても費用対効果や優先順位は議論すべきです。費用対効果が低いものや、他の問題を解決しないと効果が現れない可能性があるものは、優先順位を下げるべきでしょう。
社説でどのように論が進められているのかはわかりません。しかし、待機児童対策・教育無償化・子ども保険を並べて優先順位を考えれば、待機児童対策が優先されるべきことは当然だと思います。
現在少子化の最大の原因は教育にお金がかかることです。教育無償化は理にかなっているように見えますが、学校にかかるお金は教育費の一部でしかなく、根本的な解決にはなりません。子ども保険も、子供を産めば働かなくても大丈夫、という額が配られるわけではありません。
中低所得者層が教育費を確保するには、共働きが最も現実的な方法だと思います。そのためには、子供を預けることが必要で、そうすると保育園の確保が必要、となります。
専業主婦でもやっていけるだけのお金を配れるなら別ですが、そうでないならば、保育園の確保が最優先されるべき、ということです。
政策の優先順位をきちんと議論してほいいものです。
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