ステージでは繊細さと内に燃える深い演奏を
聴かせてくださるEさんですが、
リハーサルで意外な面を見せてくれることも面白いです。
まず、リハーサルの日時を頻繁に変更する;))
その日にならないとその日のスケジュールを思い出せないみたいで
リハ予定日の前日や当日に電話があり、
「今日は大学で一日授業をする日だったんだ!ごめんね~」
・・・
何度変更したかは数えていません。。。

先日のリハーサル風景
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トルコ人には珍しく若く見えるEさんですが
(一般トルコ人は10才は老けてみえる;)
高校生の息子さんがおられる年齢。。。
それも『前の奥様との息子』が高校生で、
今の奥さまとの子供は10才と4才とか。
明日もリハーサルがあるのですが、
離れて暮らしている『前の奥様との息子』がアンカラに来るので
「息子もリハーサルに連れてきていいかな?」とEさん。
「もちろん、どうぞ~」と答えましたが、
Eさんが『前の妻』と言わずに、
『一番目の妻』なんていう言い方をするので
「今の奥様は何番目?」なんて、
いらぬことが頭をよぎってしまう;)))

Eさんは国立オペラバレエ団付属オーケストラに所属していて、
そちらのリハーサルを終えて私とのリハーサルに来きます。
「こんにちは!」とトルコ式の頬と頬をくっつける挨拶を交わした後、
開口一番の決まり文句
「あ~あ、オペラのリハの後はモチベーションが下がりっぱなしで・・・
 彼らはまったく向上心がないんだ。よい演奏しようという意識がない。
 不幸せな気持ちで音楽を弾いている。」
とストレス全開。。。

まずはお茶をしながら話を聞き、それからリハーサル:)
「オペラのリハの後は、きれいな音がでなくてごめんね~」
とEさん。(そんなことはありませんよ~)
しかし、メンタルケアをしながらモチベーションアップさせてゆくことも
共演者の私の役割であることを悟りました。。。

のってくると表現力のある深い音色と大胆な演奏を披露するEさん。
その音色を引き出すためには、メンタルケアも大事。
さらにEさんはトーンマスターでもあるので、
今回は彼が音響を担当し、精密なマイクで
まるで生音のような美しい響きがホールの隅々に行き届く計算。
いい仕事をしてくださるEさんのモチベーションアップのために
うちのだんなさんの協力も必要です。
明日のリハにはだんなさん作の『巻き寿司』を持ってゆきます:)







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