善意を無駄にしないために

先月、国際武官夫人の集まりでミニコンサートをしました。
日本から派遣されている武官夫人Ｙさん宅にて、
ちょっと遅めの「雛祭りGirls Festival」

今年の写真がないので昨年のコンサートより

昨年ご一緒に演奏したお弟子さんは帰国されてしまい淋しくなりました。。。

今年はトルコ人お弟子さんＡさんがお気に入りの振袖で参加！
（写真は別のコンサート時）

主宰者Ｙさんのとても優しいお気持ち・・・
「皆様、お花やチョコレートなどをお土産にご持参くださるので、
それをご辞退して、代わりにakkotoさんのご希望のところへ寄付できたら・・・」

昨年は、貧しい子供たちに無料で音楽教育している協会へ
贈りました。
今年は、重症で長期入院している子供たちへ
何かプレゼントができたら・・・
そのような子供たちを訪問している演奏家Ｂさんに連絡をとり、
Ｂさんが病院側に段取りしてくださることになっていました。

Ｙさんは事前に皆様へ趣旨をお伝えくださったところ、
ある国の夫人は自国の大使館内にも呼び掛けてくださり、
参加者４０名ほどの人数としては、たくさんの募金をささげてくださいました。

私としてはその病院に入院している子供たちを訪問して
ミニコンサートや日本の遊びを紹介したり、
子供たちが笑顔になるような何かをしたいと思っていたので
まずは訪問してプレゼントとして何が適しているか知りたいと
Ｂさんの連絡を待っていましたが、なかなかお返事が来ません。。。
Ｂさんが言うには、婦長さんがＢさんと会って段取りしたいとのことですが、忙しいＢさんは、なかなか病院へ行けないとのこと・・・

お弟子さんのＡさんは、「センセイ、むやみに人を信用しちゃだめよ！」
どうもＢさんを信用していない様子；））
Ｂさんは国営テレビ局の演奏家ですから、いい加減なことはないと思ったのですが・・・
しかし、なかなか連絡をいただけませんので、
結局、Ａさんと相談して、Ａさんの知り合いが関係する
LOSEV（癌の子供たちへの支援活動と専門病院経営団体）
へ寄付することになりました。
訪問コンサートもコーディネイターが段取りしてくださるとのこと。。。
とにかく、皆様の善意を無事お渡しできることに、ほっとしています～

トルコ人は一般的に、他人をあまり信用しません。。。
家族、親友以外は社交的に接していても
お金のことや仕事のことで信用する範囲はかなり狭いのです。
仕事上でも同様です。
日本人的には、騙す必要がないことと思えることでも
注意するように、とトルコ人友人から言われることがあります。。。
私はこのように皆さんの善意を預かることがしばしばありますので、
きちんとお届けできるように心しなくては・・・と
思わされた一件でした。

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