母の日はイスタンブルでコンサートでしたが、
静かな感動がひたひた押し寄せてきました。
コンサート会場
コンサートのポスター
ロータリークラブ主催のチャリティーコンサート
「日本の春風コンサート」
イスタンブル日本総領事館による「日本週間」参加イベントでもあり、
江原総領事ご夫妻はじめ、館員の皆様も多数ご参加くださり、
私のトルコでの師匠的存在、
国立イスタンブルシンフォニーオーケストラ常任指揮者エンダール氏も
ご出席くださいました。
チャリティ収益金は障碍者への理解を深めるパンフレット製作と、
知的障碍者が楽に弾けるドイツ製のアルマンハープ購入に
充当するそうです。
このコンサート開催のためにご尽力くださったY様ご夫妻には
本当に感謝と感動で心いっぱいになりました。
実はYご夫妻お嬢様Sさんも障碍があるのですが、
箏を弾くイスタンブル芙蓉の会メンバーの一人です。
ご両親として、どんな簡単な曲でもいいから
娘に楽器を弾かせてあげたいという熱意、
忍耐を持って指導されているイスタンブルのW先生、
温かい気持ちでサポートされる芙蓉の会メンバーたち。。。
Sさんは今ではレパートリーも増えて、
芙蓉の会の主要メンバーの一人!
音楽っていいなぁ〜
合奏っていいなぁ〜
競うのではなく、自己顕示欲ではなく、
助け合って、音を響かせあって
一緒に音楽を作ってゆく。。。
なんて、素敵なことでしょう💖
コンサートの前に芙蓉の会の演奏披露
私も一緒にトルコの有名な民謡「サフランの風」を初演。
お客様が 「綺麗ね~」
と、声を漏らしているのが聞こえました。
芙蓉の会メンバーだけで2曲演奏~
合奏のまとまりも良くなってきました。🌸
あ、私のコンサートね・・・
冷や汗、反省多々・・・
エルキンさんのヴァイオリンの音色は清らかな美しさで
聴衆を魅了していました。
沢井先生の名曲 「鳴き砂よ」 「風の歌」も
見事に表現されてました。
繊細な箏の音色に溶け合って上品な味わいです。
帰りの飛行機の中では、どうしたらさらによくなるか反省会(^_^;)
また、知的障碍者の方が楽に弾けるハープ購入のために
二人でCDをリリースしたいね~と、話し合いました。
エルキンさんはトルコでも指折りの才能とテクニックと
ステイタスのある音楽家ですが、とても優しくて
思いやりのある方です。
数年前、事故で左腕にガラスの破片が突き刺さり、
神経を遮断されて、一時はヴァイオリンをあきらめて
トーンマスターの道に進んだ彼の自宅には
録音スタジオがあります。
今しかできないこと、今だからできることを大切にしたい、
それが、少しでも誰かの役に立つことなら実践してゆきたい・・・
エルキンさんと私は
CDプレスする費用のためにスポンサーを見つけて
年内レコーディングを目指しています!