トルコで箏の演奏活動を通じて、
「敬意」に欠ける相手の態度に対面すると、
私の血圧が上がる感じ
セレブな日本贔屓のトルコマダムたちの会から、
私のお弟子さんに、一人で箏を弾いてほしいと、(私を通じてではなくて、お弟子さんに直接)
会長トルコマダムより依頼がありました。
「トルコ人が箏を弾いたら、喜ばれるから!」
そのお弟子さんは、まだ一人で人前で弾ける腕前ではないとお断りしたそうですが、会長トルコマダムは、
「大丈夫よ!誰も箏のことわからないんだから!」
この経緯をお弟子さんから聞き、
このマダムは私の知人でもあり、
私のコンサートに何度もいらしているので、
ショック。。。😨😨
血圧が上がるのではなくて、下がって
貧血起きそうな気分
演奏依頼で戸惑いを感じるタイプは、
「今度・・・・・を計画しているのですが、
あなたも演奏されたいですか?」
トルコ語と日本語のニュアンスが違うせいかもしれませんが、
「・・・したいですか?(ister misiniz?)」
という依頼には戸惑います
演奏したい(させたい)のは、依頼主なのに・・・
こういう言い方は、無料演奏という意図が多いみたいです。。。でも無料でお願いしたいとは初めからは言わない、予算のことは触れないで、いかに素晴らしい企画かをアピールする・・・
チャリティーや趣旨に賛同する場合は、喜んでボランティアで演奏しますが、「チャリティーだから(素晴らしい趣旨だから)演奏家もボランティアが当然」「着物&箏ならOK」みたいな態度ですと、気持ちは引いてしまいます。
敬意のない演奏依頼には、つくづく弱い自分であることを発見しました。。。
ただトルコで箏を普及させることが目的なら
どんな依頼でも受けてバンバン演奏したほうがいいのですが、
私としては、箏に精進し丁寧に演奏してゆくことが
箏及び日本文化に対しての礼儀であり、
聴いてくださる方々への敬意であると思います。
トルコでは逆風も多々ありますが、敬意持って対応してくださる方々のおかげで、ここで活動できるのだと実感します。