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人に仕事を頼むとき、説明して暗黙のうちに「言わなくてもわかってるだろ？」のニュアンスで済ます人はたくさんいます。
私の知っている建設技術者もその一人。
以前一緒だった職場でのこと。
その人は、ある大きなプロジェクトの設計担当でした。私を含め何人かの人たちでその方（仮にAさんとします）とチームを組んで仕事を進めていました。
ある図面の修正で、AさんがCADオペレーターさんに修正指示を出しました。
道路の測点の数字の書き直し、寸法の修正、線の太さや色の修正など、単純なもの。
パソコンの画面見ながら矢継ぎ早に指示を出していき、最後に「あとは言わなくてもわかるよね？」と言い残していきました。
そして、終わったとのことでAさんが確認したところ、間違っているところがいくつもありました。しかも、「あとは言わなくてもわかるよね？」と言っていたところがたくさん間違ってました。
Aさんはかなり呆れかえっていましたが、私は遠目に見ながら「そうなるのも分かる気がする」と思わずにはいられませんでした。
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これは、「あとは言わなくてもわかるよね？」の先の修正をその人に任せた、一任した、のと同じ。
ちゃんと指示を出さなかったその人に責任があります。
もちろん、指示をされたCADオペレーターさんにも責任あります。ただ、ちゃんと指示をしておけば、修正したのに間違うという事態にはならなかったはず。それか、間違いがあっても少しだけ、で済んだはずです。
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インターネットの発達により、オンライン上でコミュニケーションを図る頻度がとんでもなく増えてます。メールやチャットなど・・・。逆に対面でコミュニケーションを取る頻度が減ってきてます。影響ありそう、と私はみてます。
なので、対面で指示を出すときは、可能な限り指示を出してあげるべきだと私は考えてます。
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以前、私はこうブログにアップしました。
「そのとき、私は図面に赤書きしたものと、メモを3枚渡しました。メモには、修正する図面と修正内容を簡単に書きました。」
これは、以前から鮒谷さんに言ってもらっている『相手を理解することに徹する』のを、私なりに自分勝手に解釈したものです。さらには、本などで出ていたことを自分勝手にマネてみたものです。
相手を理解することに徹することが、
「言わなくてもわかってるだろ？」に済ますことがなくなる答え
です。
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最近浮かんでる仮説の一つとして、相手を理解することに徹することが、ムダな残業を減らし、余計に長時間働かなくても成果を出すことの答えだと私は考えてます。
手戻り／手直しが発生する可能性が減っていくから。
言わなくてもわかるよね？に甘えるんじゃなく、言うべきことはしっかり言う、を徹底していきたいものです。
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