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土木の仕事をずーっとやってきて、特に設計や計画や、図面作成や数量計算や変更業務をやり続けてきて、

『能力向上やスキル習得って、雨降って地固まるだな』

と言えると考えてます。

 

つまり、

『外部の力を借りながら、ミスも体験しながら、じっくり少しずつ積み上げていくほうが、強固に能力向上やスキル習得ができる』

ということです。

 

 

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土木の現場で仕事してると、経験したことより未経験のことが少なからずあります。それも、毎日何かしらあります。

 

未経験なので、どうなるかわからないし、どうやったらいいかわからないんです。

 

ところが、じっくり積み上げてきたものがあると、未経験でも何をやればいいか、どんな順番でやればいいか、仮説が立つんです。

 

あくまで仮説なので、毎回正解！ってわけにはいかないんですが、ジックリコトコト煮込んだ大根の数が多ければ多いほど、正解との誤差が小さくなっていきます。

 

 

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ところが、ジックリコトコト煮込むことなく、急激に味を良くしていったとしても、少し時間が経てば旨みはたちどころに消えてしまうんです。

 

スポーツの世界で言われていることを聞いたことがありますが、急に成長して伸びた人は、ケガなどで長期離脱すると、それまで得たものがあっという間に失われ、できていたことができなくなってしまうそうです。

 

けど、ジックリコトコト煮込んでいるものがあれば、たとえ長期離脱したとしても失われることはなく、もちろん誰かに盗まれることなく、再開すればすぐできるようになります。

 

 

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しかし、それを一人ですんなりと完結できるのは、ごく一部の天才のみ。

大多数の人は、自分一人では、すんなりと完結できないのが実情だと思うんです。試行錯誤が必要なんです。

だから、なかなか定着しないんだと私は考えています。

 

雨降って地固まると言ったのは、そういうことです。

 

 

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雨降って地固まるとは、

「悪いことがあったあとは、かえって良い状態になる」

ことの喩えです。

 

試行錯誤しているときは、うまくいくよりうまくいかないことのほうが多いもの。そのときは楽しいより辛いとかキツイという感情のほうが強いでしょう。

 

けど、そんな辛くてキツイ波を乗り越えてトレーニングしていくから、ジックリコトコト煮込んでいくから、ちょっとやそっとじゃ失われないほど強固な能力向上、スキル習得ができるんです。

 

それには、ある程度時間が必要です。それを自分一人の力ですんなりやり切るのは、とても難しい。

 

ブログ続けるのすら、続かない人が圧倒的に多い事実を見れば、容易に想像できます。

 

だから、あなたの近くにいる外部の人の力を存分に借りる、ときに盗むことが必要なんです。