【建設業にありがち?なこと】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)


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建設業にありがちかもしれない、と思ったことです。
造ることが目的になってる、ってこと。

建設業なんだから当然でしょ!ってなるかもしれないですね。

個人的に思うところですが、あえて造ることを目的とすべきではなく、
「伝えること」を目的にする
ことが必要です。


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モノづくりだと造ることが目的になり、営業だと売ることが目的になりがちなのですが、そこをあえて「伝える」ことを目的にしてみてはいかがでしょうか?

そうすると、重荷が取れたり負荷が軽くなって、ゆとりも持てるようになるはずです。


道路を造る目的とするから・・・。
トンネルを設計することを目的とするから・・・。
マンションを造ることを目的とするから・・・。

インフラ施設の維持管理が問題になったり、部屋あまりが問題になったり。
そして、働く人々が多忙になって残業がどんどんかさんでいくわけですが。

何かを「造ることを目的」とするから、残業がどんどん、どんどん増えていくという側面があります。

私がそのいい例で、ひと月の残業時間が300時間を超えたとき、
「設計すること」を目的としていたためにそうなってしまったのです。


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これは当然のことであり、
「不要なもの」まで造ろうとしてしまうからです。

その多くは善意から来ていて、
「どうせならこれもやっておいたほうがいいだろう」
と考えるために起こります。

しかし、これは「身勝手な善意」であり、お客様が本当にそれを必要としているかどうか?は、ハッキリわからないのです。

お客様や施主さまに聞いて
「それそれ!それ必要なんだよ!」
と言われれば、きちんとやる必要があります。

聞かないと、必要どころか「なんでそんなものまで・・・」と呆れられることすらあるのです。
「こっちの要望、ちゃんと通っているのかな?」と。


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造ることを目的とするがあまり、自分で自分に負荷をかけ、かけなくてもいいプレッシャーをかけ、もっと大事なことを怠ってしまって、結果施主さまからの信頼を得られず、お金ももらえず、困窮してしまう状態に陥ります。

住民にとって、市民国民にとって必要なモノを造ることは大事なことだし素晴らしいこと。

しかし、今は造ることを目的とする時代ではありません。
「伝える」ことを目的とすべきなのです。

伝えるということを目的とすると、
必要なものとそうでないものの仕分けがすごく簡単になります。

不要なことに安易に手をつけなくなるので、
仕事もラクになり、必要なところだけに集中できて、高い精度で仕事をすることができます。

品質はもちろん、その構造物の価値がしっかりと施主さまや住民の方々に伝わるのです。


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そして、伝えることで存在する意味が人々に理解されます。

Q:なぜ、そこにそんなに大きな道路があるのか?
A:それは救急車両がスイスイ通れて非常時の対応ができるようになるから。

というふうに、そこに道路が存在する意味がしっかり、伝わることが大事なのです。

意味が伝われば「そうか、そういうことなんだね」と、存在する意味がしっかり分かり、税金のムダなどといわれなき罵詈雑言を言われることはなくなるんです。


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今の職場でもそうですが、造ることだけ見てしまうと、そういうことに陥りそうな自分がいます。

その度に戒めているのですが、改めてこうして
言葉にすると大きく強い教訓となりますね。

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