Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『それでもボクはやってない』(2007年)

2017年07月09日 | 映画(DVD)
この作品は、『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。
電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。
ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、世界的に注目を集めた加瀬亮が、本作で初主演を果たす。主人公を弁護する弁護士には、瀬戸朝香、役所広司らがふんする。
3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。


フリーターの金子徹平は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられてしまう。まったく身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行った。しかし、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子の無実を訴える戦いが始まった。


以前にテレビで放送されていた際に観たような記憶がぼんやりとあり、痴漢の冤罪のストーリーとは知っていました。
改めて観てみると、例え冤罪だろうと今の日本の法律で裁判になれば99.9%の確率で有罪、冤罪でもその場で示談で済ませば数日で釈放というあまりにも酷い。
そうした難しい題材をリアリティのあるストーリーと設定、描写に加えて主演の加瀬亮が上手く演じきっていて素晴らしいし、良い意味で加瀬はどこにでも居そうな見た目だからこそ、そういった役や演技が映えているように感じました。

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