今日の長野も大雪。山沿いならともかく、住宅街で積雪量が50センチを超えるのは2014年の2月14日、まさしく大ちゃんのフリーの夜以来です。こんなことそれ以前にはなかったのですよ。
ただあれよりは10センチほどはましなので、今のところ交通機関は一部地域を除き復旧しています。さすがに雪には強いです。
歩道の脇には除雪した雪が積み重なり、いつもの景色とは全く異なる様子に「ここはいったいどこ?」状態にはなりましたが、明日は幸い晴れる見込みです。
降り続いていた雪もようやくやみました。
この景色を見るといろいろと思い出してしまいますね。あの夜のこと。
2014年の2月14日は大ちゃんがスケート始めてから20年ということで記念してケーキを作ってましたっけ。なにかしていなければ狂いそうだったあの夜。
そしてその翌年2015年の今日、1月17日、私は東京代々木体育館でのSOI2015を拝見してました。
これが大ちゃんのスケートを見る最後になるかもしれないという壮絶な覚悟をもって。少ない脳みその全容量を使ってすべてを記憶に焼き付けようと必死でした。
だからその2年後の今日、さきほどD友さんとお庭で話してたんですけど、こうやって「次」を楽しみにしながら「もしも」の時のお金のやりくりに戦々恐々とする今のこの状態はなんて幸せな事なんでしょうってね。
そのことを思い出させてくれたD友さんに感謝です。そうそう公演後集まったみんなでホテルのカフェでしんみりとお茶してたんですよね。。。
D友さん曰く
「あの時momoさんはやけ酒飲んでたねーー!」
・・・(*ノωノ) それは忘れていただいて結構ですからっ!
でも何とも言えない喪失感でいっぱいだったあの日のたった二日後、1月19日にはご本人ニコニコ顔で書店の店員さん姿で現れて、紀伊国屋でトークイベントなさってたんでした。
こっちはもうこの世が終わったかのような嘆きだったのにその姿に拍子抜け。
ああーもお。大ちゃんってこういう人なんですからね。あんまり心配すると損するんですからね。
D友さんが久々に読み返したとおっしゃってるので私も引っ張り出してきました。
まだたった2年。来年、再来年、こうやってこの本を振り返りながらずっとこの先も彼の今と見比べていける。
今はそれがわかっているからとっても幸せ。
「過ごした日々が僕を進ませる」
その通りだね、大ちゃん。
で、もしもってのはLOTF2ではなくってもしも「大ちゃんクルーズ」が実現したときの場合ですよ。
LOTFはどんなやりくりしたって見に行きます・・・あ、ラスベガス公演だったら指をくわえます。
でも大ちゃんとの船旅が実現したらどうしようってね。結構マジに妄想してあれこれ調べちゃって、企画されてもいないのに参加するか悩んだりして、そんなこんなが楽しいんです。
あのー実はそんなもの誰かお偉いさんがやってくれるものだとずっと思ってた地区の役員。それも大役中の大役が今年回ってきてしまうので、主人ともども大わらわ。たぶんこの1年、土日はずっと地区行事や雑用でつぶれるので二人でなんとか分担できるものはして、とにかくお互い頑張ろうねっていう状態なんです。クルーズどころか遠征もままなりません。せめてこの地区が平和であることを祈るばかりです。
だからまあこれまでのようなわけにはなかなかいきませんが、行けなくても私には心強い妄想力がありますから、大丈夫ですよ。
地球の果てまで大ちゃんを脳内で追いかけられますから。
それに私にはD友さんというありがたーいレポーターがたくさんいらっしゃいますからね。
今度のAOIもチューリッヒからお便りを下さるAさんのおかげですでに現地入りした気分で毎日を過ごせています。ありがとうございます。
ステファン・ランビエールを生んだスイスはあのビールマンスピンで知られるデニス・ビールマンの国でもあり、ウィンタースポーツのメッカでもあるので私にとっては冬の象徴みたいなところですが、北部の平地であるチューリッヒは意外に穏やかな気候でそこまで低温になったり大雪に見舞われることは少ないようです。南部は地中海の影響でもっと温暖です。
しかし起伏にとんだ地形ですから一概には言えず地域格差があるのである程度の装備は必要ですね。
スイスの面積は九州よりもやや小さいのです。国土の96%は陸地、それが23もの州で区切られています。そして一番ややこしいのが言語でスイスにはなんと4つの公用語があるのです。
小さな国なのになんでこんなことになったのかというとスイスは位置的にヨーロッパの交通の要所であり、各国が争ってそこに勢力を伸ばそうとしたからなんですね。
古代は西ローマ帝国の支配下にありましたが、ローマ帝国の衰退とともに他国、特に中世にはイタリアやドイツなどの権力者が進出してきては領主となって各地を治めたために、様々な文化の影響を受け、そして地域ごとに異なる言語を持つようになりました。
とっても不便そうですよね。
でもおかげでステファンは英語、フランス語、ドイツ語、
私もAさんからお話を伺って日本とは違う言語感覚がとても興味深かったので、ご紹介しますね。
「一番使用人口の多いのがドイツ語で、ほぼ70パーセントになります。 チューリヒはこのドイツ語圏に属していて、私が日常使う言葉もドイツ語です。
但し、スイスのドイツ語は標準ドイツ語とは相当違った方言で、東京人には理解困難な東北弁くらいな感じです。
スイスのテレビドラマとかが、ドイツで放映される時には、標準ドイツ語の字幕付きになるくらいです。
その上、地方毎の変異も大きくて、大変!
二番目がフランス語で、約25パーセントの使用人口です。
AOIの二番目の開催地ローザンヌは、フランス語圏です。
フランス語圏の子供たちも第二国語として普通はドイツ語を習っているので、ローザンヌでもジュネーヴでも、大概ドイツ語でもなんとかなりますけど、言葉の通じない外国に行く気分です。
チューリヒから、電車でローザンヌやジュネーヴに行くと、途中の首都ベルンで、車内放送の言語順が入れ替わります。 ベルンまではドイツ語が先だったのが、ベルンからはフランス語優先にがらっと変わります。
多言語国家を実感する瞬間です。
ランビエールは、フランス語圏出身の人なので、母語はフランス語。
まだ若い選手だった頃は、ドイツ語はたどたどしかったけど、今はすごく上手くなりました。
夏の間、ドイツで練習していたこともありますしね。
三つ目の言葉はイタリア語ですが、イタリア語人口は7パーセントくらいです。
イタリア語圏はアルプスの南側です。 植生が東京辺りと近い気がします。
最後の一つが、レト・ロマンス語で、もう0.5パーセントくらいの人しか使っていない言葉です。 消滅の危機にあると言っていいかもですが、でも、ちゃんと固有のテレビ放送もあります。
守る努力は続けられています。
ちなみに、三番目のAOI開催地ダヴォースも、ドイツ語圏に属します。」
Aさんありがとうございました。ドイツ語にせよフランス語にせよ私にはさっぱりですけど、スイスは観光国ですので、英語表記ももちろんあるそうです。観光客の行くレストランなどにはメニューも英語表記があり、まあ日本を訪れる英語圏の方々よりは心配ないかもしれませんね。
今朝の長野駅も多くの海外観光客が案内所を訪れていて、私もそこでコーヒーを飲みつつ、海外にいるような気分になりました。
ましてスイスの方にとっては海外の異文化に触れるのは歴史的にも当たり前のことだし、ステファンがあれだけ人に対して垣根を作らず、親しみやすいキャラクターなのはそういう文化的な背景があるからかもしれませんね。
物価はやや高いかもですが大ちゃんにとっては過ごしやすい環境なのかなって思いました。
チューリッヒの中央駅地下にはこんなものも売られているそうです。
なんと直輸入されたとおぼしき豆菓子です。まんま日本語のラベルですね。
海苔わさび豆とか竹炭豆とか、日本だってお土産物屋さんでしか見かけないようなレアものですねー
値段は700~800円ってところ。まあ日本でだって量にも寄りますがお土産としたらこんなものですね。
まあほんとびっくりです。ますますスイスに親しみがわいてきましたよ。
しかしこれ誰が食べるんでしょう?スイスの方々のお口に合うんでしょうかね?
よかったらポチっとしてね