色褪せない演技 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

今朝の毎日新聞日曜版、もちろん私も出社前にコンビニでゲットしましたよ。

ちゃんと日曜版が入ってるかどうか確認しようと見た途端、大ちゃんのお姿が目に入ってきて思わずニッコニコ。

ほんと大ちゃんにはイチコロですね。花粉除けのマスクしておいてよかったです。だってレジに出すときですら頬が緩んじゃうーー

(*´▽`*)こーんな顔だったのですもの。道を歩いているときもにやけっぱなし。

これは確かに、「みんなが大好きな大ちゃんのお写真」ですわあ。そして記事もファンが知ってる内容ではありますが、今の心境を知ることができてよかったです。

 

胃が痛くなることもあるけど、それを踏まえて充実してるそうで、大ちゃんがそうおっしゃるなら間違いありませんね。しかし今初めてストレスを感じていますって・・・それほんと?

著書を読む限り現役中はストレスだらけのように思いましたがね。でもそれは大ちゃんにとっては今、体験してることとは意味が違うんでしょうね。

目標を掲げて、やりたいことをやる!上手くいかないことが多くても、それはストレスではない。むしろ幸せなんだと感じてたのかな?

 

きっと大ちゃんにとっては目的意識、夢を持つことが一番大切なんだなー。昨年来のチャレンジで手ごたえを感じ、夢が少しずつ固まりつつあるのかしら?

そうだったらいいなーうれしいなあーなんて思いながら歩いてました。

 

 

一方、さあ!見よう!なんて張り切ってたらロクロク見る時間を取れないうちに国別対抗戦は終わっちゃいましたね。

休日と合致すればいいんですが、仕事の日は落ち着いてテレビの前に座ってられない性分ですから仕方ありません。でも暇があればスマホで情報だけは追っかけてましたよ。

もちろんそのくらいで感想なんておこがましくて書けませんが、何はともあれ日本が優勝ってことでおめでとうございます。五輪の団体戦とはルールが違いますから、シングルに強い選手がいる日本が圧倒的に優位だったのですけど、それにしてもみんなよく頑張りましたね。

 

現地で試合をご覧になったD友さんが

「失敗もあったけどみんな頑張った感あって心に響きました。」

と感想を伝えてくれました。

「ワールド後だからねえ、みんな疲れてるけど、頑張って滑ってくれてありがとうって気持ちで一杯です」

との言葉に私もなんだかじんわりしてしまいました。

 

やっぱ生の試合はいいですね。選手の気持ちや頑張りが表情からダイレクトに伝わってくるもの。

 

また時間があるときにゆっくりと拝見したいなあなんて考えていたら、EXに佳菜子ちゃんが出場するというではないですか。これはもしかしたら・・・という予想通り、国別エキシが彼女の現役最後の演技になってしまいました。

 

全日本であれだけの演技をしたのですもの、納得の上での選択ですね。この間の世界選手権のころに真央ちゃんと沖縄旅行してたみたいですし、もうそのころにはきっと気持ちの整理がついていたんでしょう。覚悟はできていても、ツイッターで情報を得たときには真央ちゃんの時と同じく、胃の辺りに重苦しいものを感じました。寂しい、そして残念だという想い。

 

しかし数時間もしないうちに今度は氷艶に出演されるという情報を目にすることになりました。

 

 

 

まあーなんて可愛らしいーー女神様でしょう!つまり佳菜子ちゃんは

 

welcome to the our world !

ってことだったのですね。ようこそこちらの世界にお越しくださいました。

泣いたカラスがもう笑ったーーってね、ダウンした気分が一気に急上昇!現金なものですw

 

ご本人もおっしゃってたみたいですが、リスタート。まさしく終わりが始まりの時。佳菜子ちゃんなんて今年、やっと社会人になったところですからね、後ろ振りむいてる場合じゃなかったですね。

 

佳菜子ちゃん、長い競技生活ほんとうにお疲れ様。そして新スタートおめでとうございます!

 

毎日新聞の記事で大ちゃんもおっしゃってましたが、作り込んだアイスショーの実現に向けて、みんなの力を合わせて頑張っていってほしいと願います。

 

氷艶はわずか6公演だけど、評判が良ければ再演もありえるだろうし、それも視野に入れているかと考えます。皆さん総力を挙げて誰もまだ見たことのない新しいショーを一から創ろうとしてるのですね。

 

ところで佳菜子ちゃんと国別の思い出と言えば、お姫様抱っこですよねーー

こんな時になんですが、佳菜子ちゃんの底力を証明するお写真をば。

 

 

 

 

 

 

 

 

うら若き17歳の乙女に何させんの?大ちゃん(;一_一)

って当時思わないでもなかったですがー

いやさすがアスリートって鍛え方が根本的に違う、足腰がしっかりしてるんだなあと感心もしましたよ。

 

この時、本番で大ちゃんが佳菜子ちゃんを持ち上げたときはちょっと若干、いやかなり危なっかしいリフトで、かなちゃんの顔も恐怖でひきつっていらっしゃいましたが・・・ww

大ちゃんも今は女性のホールドだってお手の物でしょうから、今度こそ、安定感あるリフトでリベンジしてもらってくださいませね。

 

 

 

 

先日カナダの男子シングル選手だったエルビス・ストイコがお気に入りだったと書いて以来、ちょっと間が空いてしまいましたが、あれから自分の好きなフィギュアスケートのスタイルって何だろう?て振り返って考えておりました。

そもそもフィギュアの何が魅力なのか?と言えば、一つには目で観てわかりやすい技術の進歩があったからに違いありません。タイムレースと違って、結果が明確になるわけじゃないですが、ジャンプの回転数だの変形スピンだの、次々と目新しい技を行う選手が出てくるし、子供の頃の私はそれを目当てに試合を楽しんでいたはずです。

ストイコはMr.四回転。キャンデロロはロロスピン。みどりちゃんはもちろん3A、それぞれに十八番がありましたね。その昔はデニスビールマンのビールマンスピンもすっごく興奮して見てました。やっぱ単独ジャンプよりは3-3コンボの方が見栄えしますし、スピンは早いに越したことありません。バレエジャンプも華やかで好き。試合においては禁止技ではありますが、バックフリップも大好きでした。

 

大人になってからは本田君のイーグルとか、コーエンのスパイラルとか渋いものの良さもわかるようになりましたけど、つまりは派手な技そのものに注目してたのに間違いはないんです。会場がワ~っと沸くようなやつです。

 

折しも「フィギュアで表現力重視案を検討」が話題になってましたが、これに関しては今はまだ漠然としすぎていてわからないことだらけで、先走って決めつけるわけにはいきませんが、果たしてどうなるのでしょうかね。

例えばこのストイコの場合、表現が重視される競技向きの選手ではないと思います。

 

ストイコは決して恵まれた体形ではなかったし、とてもいかつい顔立ちでしたが、だからこそ軟弱と誤解されやすいフィギュアスケートにおいて男らしさをアピールしようと頑張ってました。それ自体は私にとっては重要ではありませんでしたが、個性を活かして人とは違うやり方を貫こうとする彼のチャレンジ魂に心を打たれ応援したくなったわけです。

 

その上日本好きで空手もやっていらっしゃると知ればなおのことです。

 

彼は自分のキャラクターに沿った音楽を選び、空手などを活かしたユニークな振り付けで滑っていました。クアドで失敗するリスクをためらわずトライして、自分のパーソナリティーを顕にして、「観ろ!これが俺だ!」という演技をしてきたのです。それが魅力でした。

 

これを書くにあたって今一度長野五輪のフリーを見返しましたが、やっぱり今でも涙が出ますね。ケガと病気で想うような演技ができない中、母国を背負い、決して転ぶまいと歯を食いしばってジャンプし続けた彼を尊敬してました。

 

ストイコに代表されるようなチャレンジ精神、技を競い合うスポーツとしてのフィギュアスケートを私も支持してきたのには違いありません。
もちろん大ちゃんにしてもね。彼もまたクアドから逃げず最後までチャレンジを続けてましたよね。

日本の選手は特にジャンプに関しては非常に努力を重ねてきた伝統があります。もともとはやっぱりみどりちゃんの影響が大きいのかな。

 もちろん勝負に勝つためにというのが第一の目的であるのは大ちゃんも語ってましたね。

 

だから引退ってのは選手にしかわからない辛さや喪失感あるんだと思います。チャレンジできること自体が喜びだったりするのですから。

 

 

一方で私たち観客の立場として、応援の気持ちとは別に完成された美しい演技を観たいという欲望があるわけです。記録を競うような競技だったらほかにもいろいろあるけど、あえてフィギュアスケートを選んだからにはやっぱりどの選手だって、美を追求したいという気持ちをもって演技してるはずですよね。それをできる限り発揮していただきたい。美しい音楽も衣装もそのためにあるはずです。

 

結局は心を伝えるための技術であり、その技術を際立たせるための芸術性と考えます。

技術と芸術性は車の両輪であって、どちらか片方だけではどこにも行きつけないはずですよ。

 

新種目も結構ですが、関係諸氏にはフィギュアの本質を見直してもらい、熟考を願いたいところです。

 

先日来、自分のルーツを探ってるうちに私がたどり着いたのはソ連のアイスダンスカップル、イリーナ・モイセーワとアンドレイ・ミネンコフの演技でした。

この二人のアイスダンスに惹かれて私はフィギュアスケートが大好きになったのです。

それは覚えていたのですが、さて演技となると今のように何度もリピートできませんからね、録画もできず、その時限りの一期一会です。なのにどうしてまだ小学生だった私が名前を覚えるほどに至ったのか?なぜ当時1位だったカップルではなく、2位や3位に長い間甘んじていたこの二人が好きだったのか?容姿?それとも技術?・・・・

 

そのあたりが曖昧だったので探ってみたわけです。

 

 

今は便利なもので、動画サイトでいくらでも過去を遡れます。

 

で、懐かしの演技を拝見しました。これが本当に素晴らしかった!

40年前の演技なのに今の私を引き込む力が十分にありました。小学生の自分に向かってあなたはお目が高い!って褒めてあげたくなったほどです。

だからまあ国別そっちのけでリピしまくっちゃいました。

 

彼らがどんなスケーターだったのかはまた改めて書くことにしますが、このキャプチャーだけでも私が惹かれる理由は察していただけるかと思います。まるでヨーロッパの美術館に飾られた絵画の中から抜け出したような二人でした。

 

 

 

 

自分が好きになったものは40年経っても変わらない。そして本物は何年経っても色あせない。

 

私の大ちゃん大好きはすでに小学生の時から、まさにここから始まってたんだと確認できて、とても嬉しかったんです。

 

この動画は途中で切れてしまってたのが残念ですが、比較的画質が綺麗ですし、彼らの高貴な表現の一端がお分かりいただけると思います。おすすめですー!

 

技は進化してるし今のほうが複雑なことはやってるでしょうが、美はやっぱり永遠なんだなー

あと40年経って、大ちゃんの演技を見て、やっぱりそれが間違いないってのを確認したいから、私、長生き頑張りたいと思います。

 

 

 

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