8Kで見るソチのビートルズメドレー | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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元五輪金メダリストは何を観て泣いたのであろうか?

 

ひとつ前の記事にてライトハウスに以前掲載された2010年スケートアメリカ観戦記をご紹介させていただきました。その中の一節に目が留まりました。

 

「高橋選手ほど観客を引き込み、総毛立つような演技で、思わず元オリンピック金メダリストをも泣かせてしまうような選手がかつていただろうか。」

 

ねえ?この金メダリストっていったい誰だろう?とD友さんに問いかけてみたところ「トリノワールドの時に客席でスタオベしながら涙をぬぐうようにしていた方が、メダリストだと聞いた覚えがあります。」とのお答えが返ってきました。

いつもながらこと大ちゃんに関してのさすがの知識と情報量、その愛に感服してしまいます。

 

ですから久々にトリノワールドの映像を見てみました。テレビではよくバンクーバーのワンシーンが流れますが、私にとっての最高の「道」はトリノワールドです。

当時youtubeに寄せられた海外の方の感想を読んで、全く同感だと思いました。

 

「この演技は私の皮下にある」

 

 

意味は好きすぎて何度もリピしてもう「血」「遺伝子」「魂」のレベルまでしみ込んでしまってるってことなんです。遠い記憶を呼び覚まし自分のルーツを思い起こさせるとも解釈できますし、今まで私が知る中で大ちゃんへの最上級の誉め言葉だと解釈しています。

 

そして実際、この演技はトリノ五輪の舞台ともなったパラベーラの観客を総立ちにさせました。

日本から駆けつけたファンのみならず、多くの海外ファン達が日本の国旗を振り、ぴょんぴょんと跳ねるように祝福してくれたのは今、映像を振り返っても大変誇らしく、嬉しくなります。

この時のジャンプ構成は今の選手たちよりはだいぶ難度が低いんですが、だからと言って感動が少しも損なわれるわけではありません。

 

観客はクアドでも数字でもなく、大ちゃんが全身全霊で奏でた音の情景を見て歓喜し、そして涙してたのですから。会場に居合わせなくても、映像だけで彼らが心から共感していたのが伝わってきます。

 

その演技から7年後の現在、今や大ちゃんはオーラですら自在に色を変えて見せるような表現の達人となっております。

THE ICE名古屋公演の最中ではありますが、昨日開催されたアルソアパーティにもサプライズゲストとして出席し、I'm kissing youを滑って招かれた幸運なお客様を悩殺されたと伺いました。

 

ツイッターには大ちゃんを初めて生でご覧になったという方々からの歓びの感想がたくさん寄せられています。あのパラベーラの会場も、そして今回の両会場も、決して大ちゃんが目当てという観客で埋められていたわけではありませんが、みなその目で初めて髙橋大輔の滑りに触れて、心を鷲掴みにされたんです。

 

こうした感想は何時お聞きしてもほんとにうれしいです。大ちゃんがどんなに素晴らしい表現者か?今更私ごときが語ったところで説得力はまるでありませんからね(笑)

 

ですがまあ私も何とかしてまだ髙橋大輔さんを知らない、まだ理解していない方にお伝えしたいんですよー

 

日本には世界屈指のこんなにすごい表現者がいるんだよってことをね!

 

 

髙橋大輔に魅入られた・・・そのせいでひとつ「不幸を知ってしまう」ことになるかもしれませんが・・・でも新しい世界が広がるかもしれませんし、良い音楽や良い絵画を観るのと同様に間違いなく人生を豊かにしてくれるはずです。保証します!

 

昨日はNHK渋谷放送局のふれあいホールで「8Kシアター夏スペシャル」のフィギュアスペシャルというイベントが開催されていました。

 

 

平成29年8月4日(金)【フィギュアスペシャル】
[ソチ五輪フィギュアスケートハイライト]
【1回目】開場:午後3時     開演:午後3時30分  終演予定:午後4時30分
【2回目】開場:午後7時     開演:午後7時10分  終演予定:午後8時35分
     ■ミニトーク(2回目のみ)
      ゲスト:刈屋富士雄(NHK解説委員)

 

これはフィギュアファンとしては気になるイベントでしたねえ。だって4Kどころか8Kでソチ五輪を拝見できるんですよーーといってもこんなイベントあるなんて私は全然知らなかったんですけどね。

 

さすが我がD友さん。ちゃんと観覧されてそのレポートをしてくださったのでせっかくですからちょっとだけご紹介しますね。

刈屋さんのミニトークもお聞きになったそうですが、若干オフレコの部分もあり、差しさわりのないところだけね・・・

 

刈屋さんはソチ五輪の話から始まり、例としてトリノ五輪の荒川さんの事にもかなり触れていらしたそうです。内容は当時を知るものとしては頷けます。というか刈屋さんには願わくばこんなミニトークではなく、テーブルでも囲んで一晩でもじーーくりとフィギュアの歴史についてお話を拝聴したいと思ってるんですけどね。

 

まずは8Kってどんな映像?とお聞きしたところクリアなのは当たり前ですが、スピード感が凄いそうです。たぶん会場で生で観るよりも臨場感あるくらいですって。

 

既存の映像とは月とスッポンとはおっしゃいませんでしたが、全然違うんですって。音も包み込まれるように感じるそうです。いいなあーこれは実際に映像体験するしかなさそうですね。

 

音質も良いそうで、刈屋さんからステレオでよく聞こえるのでエッジの音をよく聞いてくださいとのアドバイスがあったそうです。無音の人、ガリガリ音が出る人もいますねと。

 

「高橋大輔さんは音楽だけ聞いて滑っているそうです。曲を聞かずに滑る選手もいるし、ポイントだけ音と合わせる選手もいるが、高橋さんは全て音楽に合わせています」

 

と上映前に刈屋さんからの説明されたそうです。

 

上映されたプログラムは全てソチの演技で、羽生君のSP,真央ちゃんのFS、ボロトラのFD、メリチャリのFD、大ちゃんのFS「ビートルズメドレー」、続けてラストは羽生君のFSでした。

 

8Kだと良くも悪くも残酷なくらいにすべてが映し出されてしまうんだなーとお話を伺ってて感じました。

 

指先の表現、全身の使い方、足元のテクニックはもちろん、スピードもエッジ音ももちろん表情も、全部があるがままにクリアに再生されてしまうんですから。そしてそれが歴史の証拠として半永久的に残されてしまう・・・

 

映像の証言がますます力を持つ、とっても怖い時代になりました。まさに百聞は一見にしかずなんですね。刈屋さんもどんな思いでご覧になったのでしょう?

 

上映後、女性司会者の方から「高橋さん、全ての音に動きがはまっていましたね!」おっしゃって、刈屋さんは「高橋さんは音を消して演技を見ても、どんな音楽で滑っているかわかりますね」とおっしゃったそうです。

 

D友さんもご覧になって、滑りの滑らかさ、スピード、身のこなし。改めて見てもとても美しかったというソチのビートルズ。私もいつか8Kで拝見したいものです。

会場では大ちゃんファンは少数派だったようですが、わざわざ足を運んだ甲斐がある大変に喜ばしい上映会だったみたいです。

 

さて、今夜は楽しみだったLOTF2017完全版の放映もありました。

 

もちろん飛んで帰ってきて早速拝見しましたよ。

 

残念と言っていいかしら?私だけでなく多くのファンが望んだような映像の改変はありませんでした。

ただこちらも随分とリピートしたおかげで覚悟ができてたというか、ぼかしたところとか、スローモーションとか惜しいアングルは脳内補正して、自分の記憶と重ねて楽しむことが出来ました。

 

なんと言っても公演前後の貴重なインタビューとか映像の数々を挟んでくださったのはTBSチャンネルさんに感謝しかありません。

 

おかげでまたもやお宝が増えました。残念ながらキャストの皆様のお言葉は聞けなかったんですが、でもLAの練習風景ではとてもフレンドリーなダンサーたちの素顔が垣間見えましたし、脱衣するにあたって相当な覚悟が必要だったホームタウングローリー、今回はかなりそれがモチベになったらしいのもわかりました。

 

ほんと文字通り新生髙橋大輔に向けて脱皮だっぴーーーっ!!

 

‥‥失礼しました。改めてジェリさんに感謝ですよーー。

 

というわけで続けて完全版の感想と参りたいと思います。

 

 

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