君の名はさくら | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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さてと、昨夜拝見した「君の名は」の感想と参りたいと思います。

 

ですが「マーニーの思い出」と同じく全くネタバレの心配ない代わりに無駄に長いと思われます。

ちゃんと最後まで書けるかしら??

 

実はこの映画、もちろん話題作ですし、DVD化されたってんであちこちのお店にポスターは貼ってあるし、なんでも宇野昌磨が主題歌の「前前前世」ばかり聴いてるそうで、以前からお名前は良く存じ上げておりましたが、この間の視聴しそびれた例のカラオケライブで大ちゃんがBRボックスを買った上、3回見たっていう話を知るまでは全く全然観る気がなかったんですよーーw

 

えーとそれはなんでかっていうのがまた話が長くなるんですが・・・・え?端折りませんよ。

 

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪、これは私の日記ですからねーー。

 

我が家は結構なアニメ好きではありまして、CS契約してるせいもあって、家族でいろいろ見てるので一応流行り物は抑えているんですけどね。あるとき娘が「ONE PIECE FILM GOLD(ワンピースフィルムゴールド)」を一緒に観ようと言ってきたわけです。

 

ええ、昨年の夏休みに公開された大ちゃんが好きなあの「ワンピース」の最新映画です。

 

正直言って昔はともかく最近のワンピースについては全くついて行けてない私。何時まで経っても海賊王になる気配がないんですからね。永遠に終わらないんじゃないか?と疑ってる「ガラスの仮面」と同じパターンです。ワンピースだってもう連載開始から20年ですよ。

 

だからせっかくのお誘いとはいえまったく食指が動かなかったんですよ。この年になってまだワンピースでもないでしょう?

 

そしたら娘もいや、自分も最初はそんな気はなかったんだけど、これを読んだらがぜん見たくなったと言って、私の前で読み上げてくれたのがこの解説。

 

ニコニコ大百科 ONE PIECE FILM GOLD

http://dic.nicovideo.jp/a/one%20piece%20film%20gold

 

はっきり言ってこのリンク先を見ただけで大概の人は読む気を無くすでしょうから要約しますと、

 

昨年、フジテレビは壊滅的な視聴率低迷など大変な窮地に立たされておりまして、この映画を社運をかけて宣伝してたのですよ。特番を制作したり、ありとあらゆる番組にルフィたちキャラクターを登場させては懸命にアピールしてたのです。

 

作品そのものも原作者が総合プロデューサーを務め、原作のイメージに忠実かつシナリオが上出来で、さらに

 

「恒例の来場者特典はSTRONG WORLDの0巻、Zの1000巻に続き、ギャンブルをテーマに据えた事から『777巻』が入場者先着500万人に配布された。なお、これに加えさらに先着200万人には尾田描き下ろしのビジュアルを印刷したトランプも付いていた。」

 

という大盤振る舞い。500万人ってえええ??桁が違いますね。

とにかくありとあらゆる媒体を使ってテコ入れし、販促に莫大な費用をかけたんです。

制作者は金メダル間違いなしの布陣、最大級のプロモーションに、上映館数も全作の倍!封切りは夏休み初日!

 

これでロケットスタート間違いなし!ぶっちぎり!!のはずがね、意外にも低迷につぐ低迷で苦戦を強いられてしまうのです。

 

それはなぜか?

 

ひとえに相手が悪すぎた!のです。

 

その相手とはお察しの通り、翌週に公開された「シン・ゴジラ」そしてさらに追い打ちをかけたのが千と千尋以来のギガヒット作品「君の名は」でした。

7月23日に鳴り物入りで公開されたワンピースでしたが9月には早くも上映打ち切りになる館が続出しました。これ以上ないほどの万全の布陣!大横綱!が、ふたを開ければ大番狂わせもいいところ、まさかの惨敗。

ゴジラはともかく、全く無名だったダークホースにここまで負けるとは・・・・

 

もうねえ、この社運を賭けた東映ワンピースがライバル会社東宝2作品の餌食となり、あれよという間に追い抜かれ、想定をはるか下回る結果となってしまったくだりは涙無くしては読めません(うそ うそ)

 

娘は私に提案しました。「これはワンピースを観るべきでないかい?」

 

ここまでの話を聞いてしまえばワンピースに同情しないわけにはいきません。

 

「シン・ゴジラ」に踏みつぶされ、「君の名は」に完全ノックダウンされた、大ちゃんが大好きな!ワンピースを俄然応援したくなるのが人情ってものです。

 

え?違う??

 

というわけで「ONE PIECE FILM GOLD(ワンピースフィルムゴールド)」を見たんですが、結構思ったより面白かったんですよ。相変わらずバトルシーンは冗長でしたけど、絵もきれいで、シナリオも二転三転、ハラハラもさせられて大人が観てても飽きない出来でした。

これはワンピース映画の中でも傑作のほうだと思いましたし、通常だったらやっぱり大ヒット作にはなったにちがいありません。

 

が、世間が下した評価はシリーズ物のジンクスである

「ヒット作を装飾過多するとやりすぎてヒットしない」

だったのです。

 

あああ、ルフィったら可哀そうに・・・・

 

以来、私たち一家はアンチ「君の名は」になりました。昨日まではね。あははww

 

でもでも大ちゃんが歌ったって聞いたら話は別です。早速借りてこねばなりません。

 

主人曰く、「絵が嫌い、歌が嫌い、舞台設定が嫌い!俺は見ないからね!」

 

えーそれってつまり私より内容わかってるってことじゃん。なんで「前前前世」とか主題歌まで知ってるの?

 

というわけで私一人で見る予定でしたが、昨夜たまたま娘が帰ってきましてね、ちょうど見始めたところだったんで一緒にテレビの前に座りました。

 

「えーこれ借りてきちゃったの?観てもいいけど私、絵が嫌いなのよねー」

 

親子ってどうしてこうも似るんでしょうねーー?

 

ところで「君の名は」の新海誠監督は長野県南佐久郡小海町の出身。

映画に出てくる湖は「松原湖」をイメージしてると言われ、また街並みも映画を彷彿とさせる風景が点在しています。

松原湖には主人と釣りに行ったことがあるので、私的にはそこにも興味があったんですよ。

確かにど田舎なんですけどね。

 

「君の名は」は鳴り物入りの「ONE PIECE FILM GOLD」とはなにもかも正反対でした。

想定した興行収入もワンピースが600億円だったのに対して、60分の一の10億円。それでも最初の作品が1.5億円だったので10倍になればいいなあという結構アバウトな夢の試算だったんです。

 

しかも公開日は夏休みが終わろうという8月26日。集客など最も見込めない時期に、しかもあのシンゴジラが絶賛上映中で、のしのしと歩いてる真っ最中に、密やかに産声を上げました。

 

が、たちまちSNSや口コミで話題は広がり初週から9週連続1位という驚異の推移となったんです。

 

 

これも娘が読み上げてくれたのですけどね、聞いてるだけで私ですら目がクラクラしてくるくらいの猛ばく進で、よくぞ新海監督は精神を保っていられたなーと感心するくらいの、まるでお伽話みたいな快進撃でした。この世にまだこんな夢みたいなこと起こるんですね。

 

ニコニコ大百科 「君の名は」

http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF%E3%80%82

 

「あの宮崎駿監督でさえ、興行収入で(アニメが一般的に浸透していないという時代背景を考慮しても)まともに稼げるようになったのが『魔女の宅急便』あたり。100億円超えが『もののけ姫』からであることを考えると、日本映画史において公開前の項にあるような何もかもがないないづくしの完全新規IPの映画が、作品の魅力一本でここまでの大ヒットを叩き出すなど前代未聞、まさに伝説と言っても過言ではないだろう。」

 

「これ大ちゃん3回見たっていうけど、主人公の名前間違えてたんですってー。」

 

「へええ」

 

なんて会話で見始めたんですが、主人公の男の子が「君の名は?」と問いかけるくだりで私たちも名前を憶えてないことに気づきました。

 

「あれ?みさきだっけ?」

「みさと?みこと?みここ?」

「えーと、さつき」

「みどり・・・・」

 

言っときますが、これふざけてたんじゃないんですよ。マジでわからなかったのーー。

あーあ、大ちゃんの事は言えないや。まあ娘も人の名前は覚えられないやつで「マーニー」だってお相手の名前を「賢二」って言ってたくらいですからねww

 

「あーーあれね、ほらクローバーって覚えればいいのよ。」

「いやそれだとやばい!ほらお味噌汁、あ、違う!お吸い物のほう」

「??お吸い物に入ってたっけ?」

「ほらーーあれよあれ、茶わん蒸しだ!茶わん蒸しに入ってるやつ」

 

 

 

で、肝心の映画はどうだったのかと言えばそりゃあね、上の数字が示した通りの作品でしたよ。

変に凝りすぎず、感情に素直だから心にしみるんですね。

なにかと脱線しつつも、終わりのほうでは涙ぽろぽろ。

 

これはヒットするわあ。もちろん現実には起こりえないストーリーですが、風景や主人公たちの生活、心の動きがとても丁寧に描かれているので、リアリティがあるんですよね。だから素直に物語の中に入っていけるし、共感できる。

 

大ちゃんが好きになるのはわかるし、私もこの映画を好きだっていう大ちゃんがやっぱり好き。

 

食わず嫌いしてたけど、観てよかった。いい映画でした。

 

で、ラストでまた出てきたんですよ。質問、「君の名は?」

 

・・・・さくらだよーーー!!!!

 

二人で声を揃えて答えてたバカ親子ですww

 

 

ね、ちっともネタバレしてませんでしょ?

 

もちろんもっと深いところで感じるものはいろいろありました。

目的がわからずとも、傍目には愚行に見えても、

例え周囲が理解しなくても、

どうしたってやり切りたいこと、やらなければならないと本人が感じてることってあると思います。

 

そういう焦燥感を抱きながら、起きてしまうと忘れる夢のように日常に流されていく。

 

その何か?に問いかけてみる・・・・・「君の名は?」

 

大ちゃんの目指す本当の夢にいつかちゃんと出会えて、名乗ってもらえるといいですね。

 

 

 

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